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メルマガ【宝塚音楽学校卒業式】

毎週金曜朝に発行の「宝塚ファン」メールマガジン。そのコラムをほんの少~しご紹介。今回は【宝塚音楽学校卒業式】 。

桜木 星子

執筆者:桜木 星子

宝塚ファンガイド

「宝塚ファン」ではメールマガジンのバックナンバーを公開していません。また申し訳ありませんが、再発行もできません。ですので不定期に、バックナンバーを少しずつご紹介いたします。(中略)


宝塚音楽学校卒業式

【105号 2003年3月7日】


第89期生49名の宝塚音楽学校卒業式が3月1日に行なわれましたね。
ニュースや新聞で見ましたが、何度見ても清々しいといいましょうか、気持ちのよい景色です。

思い起こせばウン十年前。私は卒業式でほとんど泣きませんでした。なんと冷酷なオンナ。
でもね“淋しい”という気持ちより“うれしい”という気持ちの方が100倍くらい大きかったのです。

だって、舞台に立ちたくて宝塚に入ったわけですから、それが目前に迫っている、晴れて劇団の生徒になれると思うと、ニヤニヤうれしくなってくるんですよ。

それから記事にも書きましたが、すでに初舞台の稽古は始まっていて、気持ちはロケット&初舞台。

それ以外にも、劇団稽古場での規則とか、上級生への挨拶の仕方だとか、舞台化粧のこととかetc……。
ゆっくりじっくり卒業を楽しむ余裕がない!


最近では初舞台の初日は4月の初旬だけど、少し前までは3月末。

で「私の期はいつだっけ…?」と調べてみたら(調べなきゃわからない…)3月19日が初日。卒業式からわずか二週間で、初舞台公演の舞台稽古に入っていたということです。

ですから卒業式以前に、音楽学校のグレーの制服で劇団の稽古場に行き、ロケットの稽古をしていました。そりゃもう、緊張しまくりで。
今と違い、学校から劇団まで少し歩かなくてはなりませんから、劇団への道中でさえ、ドッキンドッキンしていました。

反対に、卒業式が済み劇団の生徒となったにもかかわらず、劇団の稽古場が空いていない時など、音楽学校の講堂を借りて稽古したりもしました。

(これ、予科生にとっては嫌なのよね…。次の予科生もまだ入学していない学校。自分たちだけしかいない学校に、卒業したはずの本科生が、ほんの数回でも出戻ってくるわけだから。急に予科生モードになってしまう。)

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