それは、新人公演の歌稽古。
「新人公演」Part1、Part2でお話した通り、新人公演の演出は若手の演出家が担当します。ダンス場面の稽古に、振付家は立ち会いません。
しかし歌は、作曲の先生が行ないます。
これも本公演の歌稽古と同様に、ソロからコーラスに至るまで、すべての歌の稽古を一つずつ行ないます。
稽古に際しての作曲家の役割はこんなところでしょうが、他にもまだまだありますね。
原曲がある曲の編曲はもちろん、主題歌のレコーディングや全国ツアーやバウホール公演などのカラオケ作りなどなど。
演出家や振付家に比べたら、稽古場で生徒に接する時間が多いとは言えない作曲の先生方。トップスターをはじめ歌が多い生徒はともかくとして、全員で歌うコーラスの稽古でしか顔を合わせない生徒もいますから。
しかし生徒たちの見えない場所で、稽古期間中も多くの作業をなさっているわけです。
時代を経ても、ファンの方々の心に残る名曲は、こうして生まれてゆきます。
ユーザーの皆さんの「私の中の…宝塚の名曲」
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★Part2
★Part3
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