日本から上海へのアクセス
■空路成田、関空、中部などの各都市より毎日50本以上が上海浦東空港(市内まで車で約50分)に到着します。成田から上海は約3時間強、福岡からならたったの1時間半とパスポートこそ必要ですが、国内感覚で気軽に旅に出られるのも上海旅行人気の秘訣。最近は羽田と虹橋(市内にある空港)を結ぶフライトもでき、さらに上海へのアクセスが便利になりました。
<上海に就航している全国の空港>
成田、羽田、関西、中部、福岡、広島、新潟、仙台、福島、岡山、長崎、鹿児島、沖縄、札幌、松山、富山、小松、静岡
■海路
船を利用して上海へ入国する場合は、毎週大阪から出発している蘇州号、毎週大阪、神戸と交互に出発している新鑑真号があり、片道2泊3日の海の旅になります。
上海の気候と服装
日本と同じように四季があり、関西地方と同じ位の気候だと考えてください。なので、服装は日本を出てくる時と同じもので過ごせますが、夏は日本より湿気を感じます。冬は日本と同じ温度でももっと寒く感じることがありますし、乾燥も激しいのでリップクリームはマストです。雪は2年に1度くらい降りますが、積もるほどではありません(2008年に大雪が降りましたが、基本的には小雪だけ)。上海の市内交通
まだまだ舗装中の道もあります。高級車にトラック、自転車に歩行者、リヤカーまで!なんでもござれの上海のストリート事情。左見て、右見て、また左! 用心して道を渡ってくださいね!
1枚持っていると便利な交通カード
デポジット30元、10元単位で入金をすることができ、余ったら返金もしてくれます(10元を越える返金は10%かかります)。このカード1枚でストレス知らずの上海旅をしてくださいね!
■地下鉄
万博開催に向かって建設ラッシュだった上海の地下鉄も、1~11号線、そして万博専用ラインの13号線はほぼ開通しています(12号線は2012年開通予定)。tだし、いまだ地下鉄だけではアクセスできない場所もたくさんあるので、結局はタクシー移動を強いられることもありますが、ラッシュアワーは道が混むので、なんとしても駅まで近づき地下鉄を利用した方がスムース。地図を見ながら地下鉄で移動できれば、計画的に、もっと上海を楽しめるはず! 運賃は3~9元程度です。
■バス
市のバスは約450路線ほどカバーしており、金額も2~5元とリーズナブル。路線を把握してさえすれば、とても便利な交通手段なのですが、何よりも路線が多すぎて目的地に着くのか不安……。乗り換えも煩雑であまりおススメ出来ないのが事実です(何年も住んでいる私でも厳しい)。しかも看板には時刻表がないので、何時にバスが来て、何時に到着かも不明。ラッシュアワーには乗降客も増え、さらに並ばない乗客に日本人のあなたは、きっととまどってしまうでしょう。それでもぜひバスに乗りたい、という方は路線図が詳しく書いてある「上海交通地図」を買って、チャレンジしてみてください。
■タクシー
上海で一番優良と言われている「大衆」タクシー。水色のボディが目印
ただし、そんなタクシーに1つ注意事項を挙げれば、ラッシュアワーには車がつかまりにくいこと。特に雨や雪の日は絶望的……。路上にはルールがない上海なので、先にタクシーのドアを開けた人から乗って行く、というのが常識になっています。虎視眈々と空車タクシーを探し、遠くにでも見つけたら一目散に走ってゲット! さもないと1時間以上タクシー難民をする可能性もあります(私の最高記録は雪の日の2時間……)。そう考えると、旅行者は多少時間がかかってもいいので、ホテルの入り口で大人しく待つのが賢明と言えます。
ちなみに2009年11月初乗り料金は12元、3km以降の超過料金は1kmあたり2.4元、そして23~翌5時の深夜料金の初乗りは16元、超過料金が3.1元となっています。