絵本/絵本関連情報

『くまのパディントン』は生誕50周年!(2ページ目)

今年は『くまのパディントン』が出版されて50周年にあたり、福音館書店では、記念のキャンペーンを行っています。愉快なクマの引き起こす騒動を本でじっくり楽しんでみませんか?

執筆者:鈴木 宏枝

息の長い「パディントン・シリーズ」

『くまのパディントン』
ここで購入!パディントン(TM)がブラウンさんの家にやってきます。
『パディントンのクリスマス』
ここで購入!クリスマス前に読みたい1冊です。
『パディントンの大切な家族』
ここで購入!なぞに包まれていたルーシーおばさん登場!
現在10巻の物語が出版されているほか、絵本やアニメーションもあります。元祖「パディントン・シリーズ」では、子どもが感情移入して楽しめるのは、様々な出来事に食べ物が関係しているところかもしれませんね。まず、パディントン(TM)といえばママレード。ママレードサンドイッチには目がなく、パディントン(TM)の行くところ、チョコレートやクリームでベタベタの大騒ぎになることもあります。しかし、やがていずれも災い転じて福となすところが愉快です。

パディントン(TM)が騒ぎを引き起こすのは、文化の違いに由来するところも大きいです。お茶の習慣や甘いお菓子など、パディントン(TM)にとっては驚きの連続でした。違う習慣になじもうとするとき、新天地であるイギリスという場所に根を下ろすための支えになるのが、クリームやジャムをふんだんに使った甘い味だったのかもしれませんね。シリーズが進んでいくにつれ、社交ダンスやラグビーも、ばっちり(?)こなすようになっていきますよ。

(1)『くまのパディントン』(1967年10月)
(2)『パディントンのクリスマス』(1968年11月)
(3)『パディントンの1周年記念』(1969年8月)
(4)『パディントンフランスへ』(1970年12月)
(5)『パディントンとテレビ』(1971年9月)
(6)『パディントンの煙突掃除』(1977年11月)
(7)『パディントン妙技公開』(1989年9月)
(8)『パディントン街へ行く』(2008年10月)
(9)『パディントンのラストダンス』(2008年10月)
(10)『パディントンの大切な家族』(2008年10月)

作:マイケル・ボンド
画:ペギー・フォートナム
訳:(1)~(7)松岡享子
  (8)~(10)田中琢治・松岡享子
出版社:福音館書店
価格:1,260~1,365円(税込)
(※上記は邦訳の出版年です/10巻目以外は福音館文庫版も出版されています)
>>プレゼントもあり!小冊子『パディントン大好き』
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます