絵本/絵本関連情報

美智子皇后陛下を知る絵本とエッセイ!

愛子さまも悠仁さまも絵本に親しんで育っていらっしゃいますが、その背後には、子どもの本に造詣の深い皇后陛下のお心添えがあるのではないでしょうか。皇后陛下と子どもの本についてまとめてみました。

執筆者:鈴木 宏枝

愛子さまや悠仁さまが親しんだ、あるいは現在親しんでいらっしゃる絵本は「愛子さまの本棚拝見!皇室御用達の絵本」「悠仁さまの本棚拝見!皇室御用達の絵本」でご紹介しました。もちろん、子育てをしていれば自然に絵本に関心が向くと思いますが、こと皇室では、皇后陛下が子どもの本に造詣が深いことも関係しているのではないでしょうか。美智子さまが文章を書かれた絵本や、子どもの本について語られたご著書を紹介します。

<INDEX>
■美智子さまが書かれた絵本
■まどみちおさんとのコラボレーション
■皇后陛下と子どもの本

さわやかな風『はじめてのやまのぼり』

『はじめてのやまのぼり』ここで購入!お兄さんと一緒に、女の子が山登りに挑戦します。かもしかには会えるのでしょうか。お兄さんと二人だけで山登りに挑戦する女の子。「この山にはかもしかやりすなどの生き物がいるんだよ」というお兄さんの言葉に励まされて女の子は歩き始めます。石ころだらけの道や上り坂を越え、頂上のお弁当はすばらしいすがすがしさです。かもしかには会えませんが、女の子の心の中にはたしかにかもしかがいました。

わたしかもしかが ずっとみていてくれると おもってのぼったのよ

黒田清子さんのことをお思いになって書かれた絵本かもしれませんね。女の子のまっすぐなやさしい心と、山というたくましい場が不思議に調和しています。2003年5月にさだまさしさんがこのお話に曲をつけたほか、現在までに、英語、ポルトガル語、ハンガリー語、チェコ語、アラビア語に翻訳、出版されています。

■『はじめてのやまのぼり』
文:美智子
絵:武田和子
出版社:至光社
出版年:1991
価格:1,155円

>>まどみちおさんとのコラボレーション
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