絵本/絵本関連情報

愛子さまの本棚拝見!皇室御用達の絵本(2ページ目)

小学生になられた愛子さまですが、赤ちゃんの頃は、絵本にもとても親しまれていらっしゃいました。報道されたものの中から、愛子さまがご愛読だった絵本をご紹介します。

執筆者:鈴木 宏枝

子どもらしいウサギ『はんしろうがわらった』

背中が半分白いから「はんしろ」の、ウサギのはんしろう。「ちいさなはんしろう」シリーズには、『はんしろうがわらった』『はんしろうがないた』『はんしろうがおこった』『はんしろうがねらってる』の4冊があります。はんしろうの他愛のない日常の喜怒哀楽ですが、幼い子どもには共感できること間違いなしでしょう。

はんしろうがわらっただってうれしいんだもん。

はんしろうがもらったものは何だったでしょう?せなけいこさんらしい、くすんだ色合いのちぎり絵のウサギに味があります。

■『はんしろうがわらった』
作:せなけいこ
出版社:グランまま社
出版年:1990.12
価格:924円

ぐるりとひとまわり『うしろにいるのだあれ』

茶色い犬が「ぼくのうしろにいるのだあれ」と横目で見ているその後ろにカメが顔を出していて、「かめくんのうしろにいるのだあれ」と視線をやるその後ろにネコが前足を出していて…とつながっていく絵本です。たくさんの動物が出てきますが、視点は最初の犬で固定されているので、最後の相関図が生きてきます。

■『うしろにいるのだあれ』
さく:ふくだとしお
出版社:新風社
出版年:2003.7
価格:1,470円

二羽の小鳥の楽しい遊び『うずらちゃんのかくれんぼ』

オレンジ色のうずらちゃんと黄色いひよこちゃんが野原でかくれんぼをしています。「もう いいかい」「まあだだよ」「もう いいかい」「もう いいよ」二羽は交代にオニになり、相手を探しに出かけます。うずらちゃんもひよこちゃんも上手に隠れますが、いろいろなアクシデントで、すぐに見つかってしまうところがかわいいです。だまし絵の中を探すのが一番楽しいところですね。レトロポップともいえるような少しくすみのある鮮やかな色合いも魅力です。

■『うずらちゃんのかくれんぼ』
さく:きもとももこ
出版社:福音館書店
出版年:1994.2
価格:880円

愛知万博の主役『もりのこえ』

森の精であるキッコロと、そのおじいさんのモリゾーが深い森の奥に暮らしています。「もりのこえをきいたことがあるかい?」というモリゾーの言葉に、ずっと歩いていったキッコロは迷子になってしまいます。だけど、森の声に耳を澄ますことで、無事に帰ってくることができました。ちょっと不気味で寡黙な風なモリゾーですが、ずっと見ていると親しみがわいてきます。エコロジーの点でも、根強い人気があります。

■『もりのこえ』
作:田代千里
出版:伊藤忠商事
価格:800円

>>一緒に歌おう!童謡の絵本
『はんしろうがわらった』
ここで購入!仕掛け絵本の一種です。見開きいっぱいの絵が愉快です。
『うしろにいるのだあれ』
ここで購入!イヌの後ろにいるのはかめくん、かめくんの後ろにいるのはねこさん……。
『うずらちゃんのかくれんぼ』
ここで購入!うずらちゃんとひよこちゃんが野原でかわいいかくれんぼ。
『もりのこえ』
ここで購入!キッコロは森の声が聞きたくて、森の奥深くに入っていきます。
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