エリック・カールさんの絵本
コラージュや切り抜きの技法と、独特の色彩感覚が人気です。
『はらぺこあおむし』をはじめとして日本でも大人気のエリック・カールさん。『はらぺこあおむし』もそうですが、くどくない美しいしかけと、その色彩感覚で読者を魅了しています。

みんな大好き! 『はらぺこあおむし』

『はらぺこあおむし』
ここで購入!世界のベストセラーの1冊です。葉っぱの上の小さな卵から日曜日の朝に小さな青虫が生まれました。おなかのすいた青虫は、毎日種類を変えて果物を食べていきます。月曜日はりんごを1つ、火曜日は梨を2つ……。だけど、青虫にぴったりのお食事はやはり青々とした葉っぱなのでした。
曜日が変わるごとに増えていくページの仕掛けと、大きくなった青虫、さなぎ、そして最後の見開きのちょうちょの色彩の鮮やかさに目を奪われます。食べ物の絵には、食欲をそそられて、思わず自分も手を伸ばしてしまいそう。

■『はらぺこあおむし』
さく:エリック・カール
やく:もりひさし
出版社:偕成社
出版年:1969/19.5
価格:1,470円(税込)


空間が広がる!広がる!『パパ、お月さまとって!』

『パパ、お月さまとって!』
ここで購入!愛娘のモニカに頼まれて、パパは長いはしごをかけてお月さまのところまでのぼっていきます。
窓から月をすぐそばに見て、モニカは「パパ、お月さま とって!」とお願いします。パパは長い長いはしごを持ってくると、上へ上へとのぼって、とうとうお月さままでたどりつきました。モニカと遊んでやってくれないか、という頼みにお月さまは答えます。

「わたしは まいばん すこしずつ ちいさくなって いくんですよ。ちょうどよい おおきさになったとき、つれていってくださいな。」

小さな三日月と遊ぶモニカの楽しい雰囲気や、モニカのために「ここまでやっちゃう」パパの頼もしさも去ることながら、長い長いはしごが「上下」に伸びていくところや、パパのたどりついたお月さまの巨大さが実際に紙の上で表現されているところがすごいです。これが遠近感というものか、と目からうろこが落ちます。折りたたまれた紙の広がりに、子どもたちは目を丸くするでしょう。

■『パパ、お月さまとって!』
さく:エリック・カール
やく:もりひさし
出版社:講談社
出版年:1986/1986.11
価格:1,680円(税込)

謎めいた手紙に導かれて『たんじょうびのふしぎなてがみ』

『たんじょうびのふしぎなてがみ』
ここで購入!誕生日の前の晩、チムのところに不思議な手紙が届きます。たどっていけば、贈り物のところに着けるはず!
誕生日の前の晩、チムは、記号や形がちりばめてある不思議な手紙を受け取ります。

「いちばんあかるい★をさがしなさい。……かげに▲がありますから、はいっていきなさい。……」

その形通りのものを探して、道をたどっていくチムと一緒に、形で変化していくページを楽しめます。チムのもらったプレゼントは何だったでしょう?いただくまでにこんな宝探しができたら、もらう喜びが2倍になりますね。

■『たんじょうびのふしぎなてがみ』
さく・え:エリック・カール
やく:もりひさし
出版社:偕成社
出版年:1971/1978.11
価格:1,260円(税込)


>>時系列の変化に安定感のある『ごきげんななめのてんとうむし』『やどかりのおひっこし』『ごちゃまぜカメレオン』