絵本/絵本関連情報

絵本で楽しむお正月!(2ページ目)

もういくつ寝るとお正月♪2008年を迎えるにあたり、行事の由来や、お正月のお楽しみをぜひお子さんと一緒におさらいしてみてくださいね。

執筆者:鈴木 宏枝

特別なことがたくさん『おしょうがつ』

ちょうど今の親世代にとってなつかしいお正月の風景です。しんと静まり返った町と、前夜までの忙しさが打って変わったように整えられた台所。晴れ着を着てのご挨拶も、親戚が大勢集まる年始回りも、年に一度の特別でした。静かな朝、にぎやかな昼、お酒も入ってちょっとくたびれた夜。子どもから見たお正月をていねいに追いかけています。

おしょうがつは みんなきれい。おしょうがつは みんなにこにこ。

■『おしょうがつ』
作:松野正子
絵:ましませつこ
出版社:教育画劇
出版年:1992.11
価格:1,260円(税込)


大晦日からお正月『お正月さん』

大晦日の長い夜をていねいに追いかけ、最後の3ページで、夢の中での年越し、晴れ着を着た朝、みんな笑顔の元旦の朝、と加速度をつけます。大晦日の夜はみんな大忙し。掃除をしたり、おせちを作ったりしているそばで、まだ小さい「あたし」は好きなように遊びながら、それでも自分なりに大晦日の意味を理解しています。

お父さんと長風呂をする場面が長くつづきます。数をかぞえて、少しでも娘をあたためようとするお父さんと、早く飛び出したい「あたし」のやりとりも楽しく、その流れにのって、十二支が順番に絵になって出てきます。

「あさに なったら、お正月さんが きたはりまっせ」

そうそう、たった一晩なのに劇的な変化があって、年が改まることを肌で感じたものでした。

■『お正月さん』
作:奥田継夫
絵:太田大八
出版社:ポプラ社
出版年:2003.12
価格:1,260円(税込)


のんびりゆったりのお正月『あけましておめでとう』

おなじみのコンビがお正月の一日をとらえます。年が改まった元旦の朝から始まり、お飾りや門松を飾ったり、お年玉をいただいたりするなどの一連の行事を、子どもの目線から追いかけます。初詣、カルタ、福笑いも楽しいですね。子どもの目から見ると、三が日分の分厚い新聞もおもしろいし、お友達から来る数枚の年賀状にもときめきますね。

きょうは おしょうがついちねんの はじまりの ひいつもとちがう あたらしい きもちだから あけましておめでとう

■『あけましておめでとう』
文:中川ひろたか
絵:村上康成
出版社:童心社
出版年:1999.10
価格:1,365円(税込)


>>次のページは もっと楽しいお正月『七ふくじんとおしょうがつ』『おもちのきもち』
『おしょうがつ』
ここで購入!元旦の朝から夜までをていねいに追います。普段と違うことだらけのお正月は、子どもにとっても大きな楽しみでした。
『お正月さん』
ここで購入!関西弁に味があります。大晦日の長い一日を追い、鮮やかにお正月の朝を迎えます。
『あけましておめでとう』
ここで購入!ピーマン村の絵本のシリーズです。はねつき、カルタ、お年玉。何があってもおめでたいのがお正月です。
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