お花畑のように明るく『うちのママってすてきなの』
|
ここで購入!うちのママって素敵なの。宇宙飛行士にもバレリーナにもなれるのよ。でも、ママの一番素敵なところは、あたしのことが「だーいすき」っていうこと。 | 「うちのママってすてきなの。」で始まる、ママ大好きの絵本です。「すんごーいコックさん」であり、「せかいいちのちからもち」でもあるママ。お化粧だって上手だし、悲しみを癒してくれる。どなり声はライオン並で、サイのように頑丈よと、ママ自慢が続いていきます。「ほんとにすてき」から「ほんとに ほんとに ほんとに すてき」まで、どんどん素敵の度合いが上がっていきます。
必ずしも美人ではないけれど、愛嬌のある表情で、肝っ玉母さん風のふくよかなママ。本当に最高のママであることが、「あたし」の実感をこめて伝えられます。ポイントは花畑のような花柄でしょう。気持ちを明るくさせてくれる明るい花柄のついたワンピースやネクタイやリボンを、どの場面のママも身に着けています。アイテムは変われどすべて同じ花柄から、ママが「変わらずにいつもそばにいてくれる存在」だということがさりげなく伝わってきます。
■『うちのママってすてきなの』
さく:アンソニー・ブラウン
やく:久山太市
出版社:評論社
価格:\1,365
発行:2005/2006年10月
世界中のママのキスを集めたら『ママのキスは、ね』
|
ここで購入!ママのキスが色だったら、小石だったら、雪のひとひらだったら……。世界中に美しくて素敵なものがあふれます。 | もしもママのキスが色だったら、たくさんの色を束ねたすばらしく大きな虹ができるでしょう。キスが小石だったら、浜辺は数え切れないくらい色々な形と種類の小石でいっぱいになるでしょう。かけがえのないママのやさしいキスがたった今、このときに世界中にあふれていることが、詩的な言葉とクラックの入った独特の絵で表現されています。
もしもキスがお花だったらもしもキスが雨粒だったら
怒るときも怖いときもあるけれど、キスしてくれるときのママほど愛情に満ち、ゆったりとしているときはないのではないでしょうか。そんなママの気分を、海のように虹のように大きな森のように集めたくなります。
たとえば、ぬくもりのあるブランケットステッチでふちどりされたマットに嵐の絵が描いてあることで、どんな嵐の日でも寒くない毛布という感覚が伝わってきます。いずれも少しアンティーク風な深みのあるあたたかい色合いで、オススメの絵本です。
■『ママのキスは、ね』
文:ジャネット・ロウラー
絵:アリソン・ジェイ
訳:成沢栄里子
出版社:BL出版
価格:\1,365
発行:2005/2005年9月
>>次のページは お母さんと過ごす時間 『おかあさんといっしょに』『ママとふたりで』