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水泳で喘息が改善する5つのポイント(2ページ目)

メルボルンで行われている「世界水泳2007」が盛り上がっています。水泳を始めたきっかけが「喘息だったため」という水泳選手は意外とたくさんいるのですが、いったいなぜでしょうか?

執筆者:松下 和代

喘息に水泳がいいワケ

パパと一緒に水泳
喘息の症状改善、運動不足解消のため親子で一緒に水泳なんていかがでしょう?
喘息であっても予防法を知っていれば、みんなと一緒に楽しんで運動することができます。その予防法として、なぜ水泳がいいと言われているのでしょうか? その理由はこんなところにありました。

1、温度・湿度の高い環境でできる
喘息にとって、乾燥した環境や寒すぎたり熱すぎる環境下では負担がかかります。

2、呼吸が規則正しく行える
水泳での呼吸の方法が気管を鍛えて、正しい呼吸法がマスターできます。

3、埃の少ない環境で行える
他のスポーツと比較して、発作を引き起こしやすいダニや埃が水の中では少なくすみます。

4、水の力を利用して体に負担がかからない
他の運動に比べて水に浮く水泳は、全身を無理なく使うことができます。

5、肌を出すことで体が抵抗力がつく
水泳は肌を出すことで皮膚を鍛え、体の抵抗力をつけることができます。

他の運動でも一緒ですが、喘息を持っていても運動することを恐れずに、その子なりのペースでゆっくり続けて体を鍛えることは大切です。楽しみながら続けてみると、我が子が未来のオリンピック選手になることも夢でないのかもしれません。

各市区町村で、喘息児の水泳教室を開催しているところもあります。また、日本スイミングクラブ協会の登録施設では、重度の喘息児のための水泳教室を開催していますので、興味のある方はお問い合わせください。

■喘息児の水泳教室の問い合わせ
(社)日本スイミングクラブ協会



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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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