タッチケアって? ベビーマッサージとはどう違うの?
触れ合いを通じて、愛情も深まります |
ママの手のぬくもりが赤ちゃんの肌に気持ちよく触れることで、赤ちゃんの血管、筋肉、視床下部に刺激が伝わり、心身が活性化します。
タッチケアのやり方は?
タッチケアをする時間帯はいつでも構いません。赤ちゃんと親がリラックスできる時間帯に行いましょう。毎日少しずつでもいいので、続けることが大切です。毛布やタオルを敷いてあげて、その上で行うようにしましょう。両手が使える状態なら、ママのお膝の上でも大丈夫。ただし、赤ちゃんの機嫌の悪いときや、空腹時、授乳直後、よく眠っているときは避けましょう。ジョンソン・エンド・ジョンソンからマニュアルを取り寄せたり、日本タッチケア研究会のサイトを見ながら自分でやってみることもできますが、タッチケア講習会に参加して直接教わるとわかりやすいと思います。
タッチケアには科学的根拠が
手のひらをマッサージしてもらって、赤ちゃんも気持ち良さそうな表情に! |
■乳幼児のストレス軽減
尿や唾液中のストレスを表すコルチゾールの量が、タッチケアを続けた1~6ヵ月の乳幼児では減少したという報告があります。
■早期産児の体重の増加
タッチケアをした赤ちゃんは、1日あたりの体重増加が、タッチケアをしなかった赤ちゃんより多かったという報告があります。
こういったことから、アメリカ、中国、フィリピンなどでも医療従事者や病院がタッチケアを推進しており、1998年からは日本でもタッチケアが紹介され始めました。