毎日の子育てはみんな手探り状態。楽しいこともあれば、思う通りにいかずイライラしたり、大変なこともたくさんあるかと思うのですが、ストレスを溜め込んだり、疲れ果てたりしていませんか? 育児に正解というものはありませんが、そんな大変な気持ちを少し和らげる方法はいくつかあります。今回から数回にわたって「育児を少しだけラクにするコミュニケーションツール」をご紹介していきたいと思いますが、まず第1回は「タッチケア」を取り上げます。

「手のかからない子」なんていない! ぜひ手をかけてあげて

手をかけてあげることが赤ちゃんの心身の発達に役立ちます。
手のかからない子どもはいません。赤ちゃんには手をかけてあげましょう!
以前の記事でも触れましたが、人間の成長にとって3歳までの親子の関わりが非常に大きな意味を持つという研究報告があります。まさに「3つ子の魂100まで」なんですね。よく「手のかからない子」という表現を使いますが、子どもは手がかかるもの。小さいときに充分に手をかけてもらえないと、人との関わりの薄い、反応の乏しい子に成長してしまいます。

逆にこの時期に充分に手をかけてあげると、子どもは「自分はママやパパを喜ばせる存在なんだ」「生まれてきて良かった」と自分自身に対して自己肯定感が芽生えます。そして親子の間には安心と信頼関係が生まれるでしょう。子どもが心身ともにのびのびと健康に成長していく基盤ができるので、その後の子育てが少しだけラクになるのではないでしょうか。

私が勤めていた児童養護施設では、この3歳までの時期に親と密に関わることのできなかった子どもたちがたくさんいました。そういった子は他人との関係においても、「この人は安心できる」「自分は生きていていい存在なんだ」と感じられるまで、人を試すような行動を多く繰り返すことが多く、見ていて痛々しいものでした。

「手のかからない子」なんて本当はいないのです。子どもには充分「手をかけてあげること」が大事。その1つとしても、タッチケアは有効です。毎日の生活のなかでちょっとした時間に愛情を込めたスキンシップを取り続けることで、親子に信頼関係が育まれることでしょう。

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