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イライラせずにできる、お着替えのコツ(3ページ目)

子どもだけでは時間がかかるお着替え。ついつい手を出してやってあげてしまうなんてことありませんか?子どもが自分でお着替えを覚えられるコツを一緒に考えてみましょう!

執筆者:松原 美里

お着替えをもっと楽しくするコツ

ついつい眉間にしわがよりがちな着脱指導ですが、ママも子どもも、お着替えがもっと楽しい時間にするためにはどうしたらいいのでしょうか?

■意欲を気持ちよく褒めましょう!
子どもをやる気にさせるコツは、「気持ちよくほめること」にあります。どうしても大人は「まだボタンに時間が掛かっている」「腕を通せばいいだけなのにどうしてできないの?」とイライラしてしまうのです、が視点を変えてみると子どもにとっては出来なくて当然。できないところから苦戦しながらも「できるようになりたい」という気持ちでがんばっていること=意欲があることが、とにかく素晴らしいのです。どんなにお着替えが進まなくても、そのことをまずは褒めてあげてください。大好きなママに認めてもらえることが子どものパワーの源になります。

■小さな成功を見逃さない!
子どもががんばり続けるために、「うわぁ~、かっこいいね! ○○出来たんだ!」「○○出来るなんてお姉さんだね!」「じっくり取り組んでえらいね」など、ひとつ小さなことが出来たら、その都度声を掛けて見守ってあげましょう。自分が出来ていることを大好きなママから教えてもらうことが、子どもの自信につながります。

■お着替えも臨機応変に
そうは言ってもやはり急がなくてはならない朝や、お出かけ前の時間があります。ママ自身がイライラしながらのお着替えは、子どもにとっても不安な時間になります。いつもいつも気長に待たなくてはいけないというわけではなく、臨機応変に取り組んでみてください。お散歩から帰ってきたあと、お風呂後のパジャマ更衣の時間など、お着替えにゆっくり時間を取れるときに向き合うことをオススメします。


「昨日は出来たのに今日出来ない」ということもあると思います。子どもは甘えを受け止めて欲しいとき、その表現方法として「できない」と言い、甘えの受け止め機会になることもあります。こういうときの子どもは、愛情を確認してエネルギーを補給、そして次のステップに行く「タメ」の時期であるとも言えます。

子どもの成長は螺旋階段。時には甘えを受け止め、励ましつつ。薄着の季節を利用して、子さんの成長を信じながら楽しく見守りましょう。



<関連リンク>
自分でお着替え大作戦!初級ズボン編
一人で着替えが出来ますか?
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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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