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こどもの日・端午の節句の豆知識(3ページ目)

5月5日はこどもの日。そして端午の節句。男の子のいるご家庭では、これから準備が始まりますね。ところで、端午の節句では、なぜこいのぼりやかぶとを飾るのでしょう? ちょっと知りたくありませんか?

執筆者:浅川 美映

こいのぼりの由来は?

こいのぼり
青い空を元気よく泳ぐこいのぼりの親子
菖蒲を巻いた赤ちゃん
こいのぼりは中国の「登竜門」の故事に由来しています。「鯉の滝登り」というものですね。

黄河上流の急な流れを「鯉が上る」ということで、鯉は出世魚と考えられていたのです。そのため、子どもの立身出世(高い官職や地位につき、有名になること)の象徴として、こいのぼりを立てるようになったそうです。

また、子どもが生まれたときに、「この家の子どもを守ってください!」と天の神様に向かって目印にしたという話もあるそうです。

どうして、ちまき?

こいのぼり
ちまきの由来には悲しい伝説も
ちまきには、こんな伝説があるそうです。

中国、紀元前278年の頃、楚(そ)の国の高名でな詩人であり、戦略家であった「屈原(くつげん)」という人がいました。屈原は、国王の側近として仕え、人々からも慕われていたのです。

しかし、屈原は陰謀によって国を追われることになってしまったのです。失意のまま、屈原は汨羅(べきら)という川に身を投げてしまいました。その日が5月5日。

屈原の死を悲しんだ屈原の姉や人々が、竹の筒に米を入れて、湖に投げ入れたことが、ちまきのはじまりと言われているそうです。ちょっと、悲しいお話ですね。

かしわもちの由来は?

かしわもちに使われている葉の「柏」という木は、新芽が出てこない限り古い葉は落ちないそうです。そのため、「家が絶えない」、「後継者が絶えない」という、縁起の良い木として考えられているそうです。

こういったことから、男の子の節句である「端午の節句」に用いられるようになりました。

「端午の節句」といっても、いろいろな由来があるんですね。私も調べていくうちに面白くなって、はまってしまいました(笑)。昔からある行事の由来を知って、節句を迎えると、気持ちもちょっと変わってきますよね。

初節句を迎えるご家庭のママも、そして、数回目の節句を迎えるご家庭のママも、皆さん楽しく思い出に残る端午の節句を過ごしてくださいね。

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※記事内容は執筆時点のものです。最新の内容をご確認ください。
※乳幼児の発育には個人差があります。記事内容は全ての乳幼児への有効性を保証するものではありません。気になる徴候が見られる場合は、自己判断せず、必ず医療機関に相談してください。

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