6月下旬、東京クオバディス・ジャパン本社ショールームにて、2011年1月始まり新作ダイアリーの発表会が行われた。クオバディスといえば、バーチカルスタイルを日本に定着させた立役者。その「アジェンダプランニング ダイアリー」をベースにした新しいダイアリー、そして周辺ツールがいくつかお目見えしていた。
環境に配慮したダイアリー
まず私が注目したのが、クオバディスのエコロジーダイアリー。その名も「EQUOLOGY(エクオロジー)」。大きなロール状の紙そして土をディスプレイした今回の新作「EQUOLOGY(エクオロジー)」。 |
「エコ」と「QUO」を絡めたなかなかうまいネーミング。このシリーズはクオバディスの定番サイズである正方形の「エグゼクティブ」サイズと人気の文庫本サイズ「ビジネス」で展開されている。
エコロジーらしく落ち着いたカラーのカバー。サイズは正方形のエグゼクティブサイズ 2,835円とビジネスサイズ 1,890円。 |
では、この「EQUOLOGY」のどこがエコロジーなのか。まずひとつに、中の紙がそうだ。このダイアリーに使用されている紙は何と100%再生紙だという。ご存じの方も多いと思うが、クオバディスは製紙会社でもあるクレールフォンテーヌグループの一社。ここまで徹底してできるのも、こうしたバックグラウンドがあるからなのだろう。
地球とグリーンをあしらった「EQUOLOGY」のロゴマーク。 |
その紙を見てみると、なるほどその再生ぶりは目でも確認できる。試しに、これまでのクオバディスの紙と並べて比較してみると一目瞭然。これまでのものは、かなり白色度が高いが、それに比べると再生紙らしく、うっすらとグレーがかった色をしている。日付など文字を一部、ブルーにしているせいか、紙面にはそれほど暗いという印象はない。ちなみに、この文字を印刷しているインクも環境にやさしい植物性インクが使われているという。
手前が「EQUOLOGY」の紙面。白色度がやや低くなっているのがわかる。 |
この「EQUOLOGY」ダイアリー、さらに徹底していてカバーもエコ素材が使われている。カバーに使われているビニールは最終的に土に返るものになっているそうだ。
つくり、素材はとってもエコなダイアリーだが、使っていく上では、ほとんどそうしたことが気にならない。あくまでもさりげなく環境配慮に貢献できるダイアリーである。
カバーも環境に優しく、最終的には土に返るという。 |