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書くだけじゃない情報編集 ハック!ノート(2ページ目)

私と小山龍介さんで企画した「ハック!ノート」。このノートの最大の特徴は、「アイデアボード」。書き込むだけでなく、情報の編集や補助脳的にも活用できるものです。このノートの詳細をご紹介します。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド



ノートの使い方を見直した


ノートというものは、誰しも使っているものではあります。しかし、意外とその使い方となると、これまで誰からも教えられずにきています。

それゆえ、みんな独自のノートの使い方をしているというのが現状ではないでしょうか。

例えば、私のノートの使い方の一つに取材の場面があります。これは、あらかじめ作っておいた質問メモに沿って相手の方に一つ一つ聞いていくというものです。

実はこの私の取材ノートの使い方がひとつのきっかけとなって「ハック!ノート」のアイデアが生まれました。まずは、そこのところからお話したいと思います。

以前、私は取材の時には、ノートの1ページを使って、相手の方に質問する項目を書きとめていました。しかし、これは取材の際に結構不便を感じるものでした。

取材の始めの頃は、その質問ページがすぐ隣にあっていいのですが、取材が進んでいくうちに質問ページからどんどん離れていってしまいます。つまり、質問をするたび前のページに戻るということが必要だった訳です。

そこで、私はその質問をノートから切り離して別のメモ用紙に書き込んでみました。これで常に質問が見えるようになって良かったのですが、一方でノートとメモが別々であるため、ついついメモなくしてしまうということがおこりました。

取材ノート
ノートの表紙裏側に質問メモを貼っていた。
ならば、メモとノートが離れないようにすればいいとばかりに、今度はノートに貼り付けるということを思いつきました。そうは言っても常に参照も出来なくてはなりません。そこで、ノートの紙面に貼るのではなく、表紙の内側にテープで貼って取材の時にはそのメモを広げるスタイルにしました。

こうすると、いくらページが進んでも、質問ページは常にそこにあって参照できるようになります。

取材ノート
こうすることで、ページがいくら進んでも参照することができる。

私はこの使い方をいたく気に入り、以来ずっと愛用してきました。

前置きが大変長くなってしまいましたが、小山さんとノートの企画を考えていた時にこの話をして、ノートの表紙をもう一つ開いて常に情報が参照できるといいですねとお話しすると、小山さんは、私とはまた違った活用法を見つけてくれました。

小山さんはそうしたボードがあれば、ノートの書き込みスペースとは別にアイデア発想や情報を編集するのに役立ちそうだと言ってくれたのです。

そして誕生したのが、この「ハック!ノート」最大の特徴である「アイディアボート」です。

アイデアボード
ノートに新たな活用法を提供してくれる「アイデアボード」。


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