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グッドデザインエキスポ09 レポート その2

デザイン性に加え、アイデア性も加味したものが多く見られた今回のグッドデザインエキスポ。後編は、デスクアイテムやパソコン周りのアイテムを中心にお届けします。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

前回に引き続き、グッドデザインエキスポのレポートをお届けします。

今回は、「仕事領域」そして「社会領域」「ネットワーク領域」の中で見つけたアイテムをご紹介していきます。ちなみに「ネットワーク領域」というのは、いわゆるパソコンなどのデジタル関連ということのうようです。

はんこのキャップがなくなったネームペン

ここ数年、深澤直人氏を迎え、ガラリとデザインの印象が変わったシヤチハタのネームペン。今回エントリーされているものも深澤氏よるものだそうだ。
シヤチハタ ネームペン キャップレスエクセレント
シヤチハタ ネームペン「キャップレスエクセレント」3,500~7,800円。

ボディはスッキリとスリムになり、ハンコを内蔵しているとは感じられない外観。注目は、クリップを下にスライドさせるとキャップがパカッと開く仕組み。片手でサッと捺印できる機動性がある。

シヤチハタ ネームペン キャップレスエクセレント
クリップを下げるとハンコのキャップが開く

ペンは、ボディを回転させるとシャープペンとボールペンが繰り出す多機能ペン。ハンコも付いていて、まさしく多機能である。

ヨーロピアンテイストな修正テープ

ゼブラ カラフルボディ 修正テープ ケスティア
ゼブラ 修正テープ「ケスティア」189円。

はじめ、この修正テープを見た時、私はてっきり海外のものかと思ってしまった。実は、これゼブラ社によるもの。前回も触れたが、このグッドデザインエキスポでは、展示の中で企業名が全面に出ていないので、こうした驚きがあって楽しい。
ゼブラ カラフルボディ 修正テープ ケスティア
この修正テープは本体を寝かして引いていく、いわゆる「横引き」タイプ。

色鮮やかなスケルトンボディ。小さいながらもエッジの効いたデザインで、握った時の手の中のフィット感もいい。

値段も189円とお手頃。中のテープは使い切りときっぱりとした潔さもいい。
ゼブラ カラフルボディ 修正テープ ケスティア
使わない時のテープを保護するカバーは、キャップ式ではなく、スライド式。これならそもそもキャップをなくすという心配もない。


見るからに握りやすそうなペン

「仕事領域」もおおかた見終えて「社会領域」というちょっと難しそうなエリアをやや足早、そして早目でもって歩いている中で、思わずに足と目をとめてしまったブースがあった。なんとそこにはペリカンのペンがあるではないか。くまなく全てのエリアを回って良かった心の中で小さくガッツボーズをとった。
ペリカン griffix system
ペリカン griffix system 38 ユーロ

なぜ、「社会領域」にペリカンが、と思って英語の説明文を読んでみて、その理由がわかった。これは人間工学に基づいて作られたエルゴノミックデザイン。つまり、握りやすさを考えたペンのようだ。

グリップは3本の指がフィットしやすい三角軸。ショーケースに入っていて、触ることは許されなかったが、ペリカノジュニアの彫りやや深くしたような感じだろうか。
ペリカン griffix system
基本は丸軸だが、グリップが三角軸になっている。


ペリカン griffix system
いかにも握りやすそうなグリップ。

説明パネルによると、ペンの種類はワックスペンシル、ペンシル、そして、パネルでは「インクペン」となっていたが、おそらくこれは水性ボールペンだろう。そして万年筆の4種類。日本でも果たして発売されるのだろうか?
ペリカン griffix system
左がワックスペンシル、右がペンシル

ペリカン griffix system
左がおそらく水性ボールペン、右が
万年筆



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