今回は、「仕事領域」そして「社会領域」「ネットワーク領域」の中で見つけたアイテムをご紹介していきます。ちなみに「ネットワーク領域」というのは、いわゆるパソコンなどのデジタル関連ということのうようです。
はんこのキャップがなくなったネームペン
ここ数年、深澤直人氏を迎え、ガラリとデザインの印象が変わったシヤチハタのネームペン。今回エントリーされているものも深澤氏よるものだそうだ。シヤチハタ ネームペン「キャップレスエクセレント」3,500~7,800円。 |
ボディはスッキリとスリムになり、ハンコを内蔵しているとは感じられない外観。注目は、クリップを下にスライドさせるとキャップがパカッと開く仕組み。片手でサッと捺印できる機動性がある。
クリップを下げるとハンコのキャップが開く |
ペンは、ボディを回転させるとシャープペンとボールペンが繰り出す多機能ペン。ハンコも付いていて、まさしく多機能である。
ヨーロピアンテイストな修正テープ
ゼブラ 修正テープ「ケスティア」189円。 |
はじめ、この修正テープを見た時、私はてっきり海外のものかと思ってしまった。実は、これゼブラ社によるもの。前回も触れたが、このグッドデザインエキスポでは、展示の中で企業名が全面に出ていないので、こうした驚きがあって楽しい。
この修正テープは本体を寝かして引いていく、いわゆる「横引き」タイプ。 |
色鮮やかなスケルトンボディ。小さいながらもエッジの効いたデザインで、握った時の手の中のフィット感もいい。
値段も189円とお手頃。中のテープは使い切りときっぱりとした潔さもいい。
使わない時のテープを保護するカバーは、キャップ式ではなく、スライド式。これならそもそもキャップをなくすという心配もない。 |
見るからに握りやすそうなペン
「仕事領域」もおおかた見終えて「社会領域」というちょっと難しそうなエリアをやや足早、そして早目でもって歩いている中で、思わずに足と目をとめてしまったブースがあった。なんとそこにはペリカンのペンがあるではないか。くまなく全てのエリアを回って良かった心の中で小さくガッツボーズをとった。ペリカン griffix system 38 ユーロ |
なぜ、「社会領域」にペリカンが、と思って英語の説明文を読んでみて、その理由がわかった。これは人間工学に基づいて作られたエルゴノミックデザイン。つまり、握りやすさを考えたペンのようだ。
グリップは3本の指がフィットしやすい三角軸。ショーケースに入っていて、触ることは許されなかったが、ペリカノジュニアの彫りやや深くしたような感じだろうか。
基本は丸軸だが、グリップが三角軸になっている。 |
いかにも握りやすそうなグリップ。 |
説明パネルによると、ペンの種類はワックスペンシル、ペンシル、そして、パネルでは「インクペン」となっていたが、おそらくこれは水性ボールペンだろう。そして万年筆の4種類。日本でも果たして発売されるのだろうか?
左がワックスペンシル、右がペンシル |
左がおそらく水性ボールペン、右が 万年筆 |