パラフェルナーリアを代表するペンも健在
パラフェルナーリア レボリューション ボールペン 10,500円。シャープペン 10,500円 万年筆(ブラック・クローム)19,420円。ウッドのラディカ材タイプは24,150円。 |
パラフェルナーリアのことを昔からご存知という方なら真っ先に頭に浮かぶのがこの「レボリューション」ではないだろうか。
たっぷりとした三角軸。しかし、スケルトンボディなのでそれほど大きいという印象はない。 |
ボールペン以外にもシャープペン、そして万年筆までラインナップされている。せっかくなので、万年筆タイプのインプレッションをお届けしてみたい。
こちらが万年筆タイプ。このブラックタイプはどことなくマシンガンを彷彿とさせる。 |
3本の支柱で形づくられたまるで建築物を思わせるメインフレーム。万年筆のペン先を出すには3本の支柱の中央にあるやや先端がつき出た軸を引っ張り出す。
中央にあるペン本体を引き抜く。 |
すると、細く小さな万年筆のペン先が顔を見せる。セーラー万年筆に「シャレーナ」という極細の万年筆があるが、それを思い起こさせるスリムさだ。
万年筆タイプでは、このメインフレームの三角軸のボディはキャップという位置づけになる。 |
極細ボディではあるが、結構な長さがあるので、これ単体でも十分筆記することができる。
万年筆本体は十分な長さがあるので、こうして単体でも筆記できる。 |
確かに筆記はできるのだが、これではせっかくのレボリューションらしさがない。そこで、先程のメインフレームをセットしてみる。
その場合は万年筆ボディをメインフレームの先程の中央に逆向きにセットする。こうしてセットしてみると、3本柱のメインフレームは、この万年筆にとってのボディであるというよりも、むしろキャップであることを認識させてくれる。キャップのほうが主役であるような存在感だ。
こうすると俄然レボリューションらしいスタイルになる。しかし正直なところ、これを付けると、書きやすいとはちょっと言いがたい。
書き心地より見た目を重視するなら、三角軸をセットする方がいいだろう。 インクの充てん方法はカートリッジ式。ペン先はスチール製。 |
これは書き味追求というよりも、あくまでもスタイル追求のペンである。ある意味イタリアらしいペンと言える。