味わいのある紙を使ったプロダクト
シワが付く程、柔らかな表情が増してくる。
SIWAひも付封筒 2,800円
色鮮やかなブースが多い中、ひときわ落ち着いたブースがあり、吸い寄せられるように入ってみた。中には紙で作られた封筒や封筒、めがねケースなどが並んでいた。これは「SIWA紙和(しわ)」というもので、山梨県で和紙を専門に作り続けている大直(おおなお)が自ら開発した新素材の紙「ナオロン」で作られたものである。その大直とプロダクトデザイナーである深澤直人氏とのコラボレーションによって今回の商品は生み出されている。あえてシワ加工をほどこし、それにより紙の優しい風合いを生み出している。SIWAひも付封筒 2,800円
その優しい風合いとは裏腹に、この「ナオロン」という紙は、破れず、水にも強いという耐久性に富んだものだという。手にして見ると、紛れもなく紙であることを手は瞬時に察知する。一方、確かに頑丈そうな印象もとても伝わってくる。
左 SIWA封筒S 500円(3枚入り)
右 SIWA封筒M 600円(3枚入り)
右 SIWA封筒M 600円(3枚入り)
大直のご担当の方と名刺交換をする際に、やはりこの「ナオロン」で作られた名刺を取り出し、その名刺をいったん目の前でクシャクシャと丸めてから再び広げて手渡された。ナオロンの魅力はこのシワが生まれることでよりいっそう深まるのだろう。使い込み甲斐のあるペーパープロダクトだ。
左/SIWAバッグスクエアS 2,800円。右/SIWAブックカバー1,600円 |