拝啓 最近、手紙を書いていますか?
メールは日々たくさん出しているのに、手紙となると少ないのでは。文字で伝えるということ自体は同じでも、手紙を書くということに心理的な壁を感じている人は自分も含めて意外に多い。その主な理由は字があまりうまくないからということに加え、正式な手紙の書き方がよくわからないということも大きいと思う。とは言え、今さら手紙に関する本をひもとくというのも今一気が進まない。
そこで、おススメなのが、『きれいな手紙が書ける便箋』。これは手紙に不慣れな人でも簡単にきれいな手紙が書けるコツが簡単にわかってしまうというもの。便せん専門メーカーのミドリが満を持してこのほど発売した。
パソコンで簡単に文章を作ることができる。だからこそ、手書きの手紙を美しく、そしてより輝きを増している
きれいな手紙を書くポイントがコンパクトに詰まっている
ミドリ「きれいな手紙が書ける便せん」太罫(8行)、細罫(11行)各504円。便せん30枚入り。台紙4種類入り。
見た目にはごく普通の便箋、確かに便せんであるのだが、これはちょっと違う。中には便せんのほか、きれいな手紙を書くための解説、そして台紙などが備わっているのだ。順にご紹介しよう。
解説とお手本の台紙など4種類が揃っているきれいな手紙を書くための基本は、きれいな文字を書くことから始まる。当たり前のことではあるが、これが肝心。この中には使用頻度の高い「ひらがな」、そして「拝啓」、「敬具」などの決まり文句のお手本が付いている。下敷きとして用い、なぞり書きで練習できるようになっている。実際にやってみるとわかるが、このなぞり書きは結構楽しい。お気に入りの万年筆を片手に正しく美しい日本語を練習してみるのもいい。
美しい文字を書く上で大切なのが文字のバランス。特に縦書きの手紙の場合はひとつひとつの文字のバランスが仕上がりに大きく左右する。これをみっちり練習できる中心線が入った「秘密の下敷き」というものもある。これ使えば、自ずと中心線を意識させられ、美しくバランスの良い文字が書けるはずだ。また、バランスということで言えば、罫線ギリギリに書かず、両端一ミリほど余裕をつくるとよりきれいに見えるそうだ。
左/ひらがなや手紙でよく使う言葉が印刷されたお手本 右/そのお手本を下敷きになぞり書きをしていく |
美しい文字を書く上で大切なのが文字のバランス。特に縦書きの手紙の場合はひとつひとつの文字のバランスが仕上がりに大きく左右する。これをみっちり練習できる中心線が入った「秘密の下敷き」というものもある。これ使えば、自ずと中心線を意識させられ、美しくバランスの良い文字が書けるはずだ。また、バランスということで言えば、罫線ギリギリに書かず、両端一ミリほど余裕をつくるとよりきれいに見えるそうだ。
文字の中心線を意識しながらバランスよく書けるようになっている |
文字の大半を占める平仮名を習得するだけでも
グッと印象が変わる
グッと印象が変わる