ステーショナリー・文房具/ステーショナリー関連情報

色と音で愉しめる万年筆用便せん

メールと違い、手書きの手紙はとっても味わい深いものがあります。そんな手紙を万年筆で書くときにもってこいの便せんがこのたび発売されました。この便せん、ちょっと面白い提案があります…。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

万年筆を持つと、まずこだわってみたくなるのがインクだと思う。色々なカラーのインクを入れ替えて使うのはとっても楽しいもの。そして、もうひとつ忘れてならないものに紙がある。紙と一口にいっても千差万別。そのひとつひとつで書き味も違い、自分にあう書き味の紙探しもこれまた楽しく、同時にとっても奥深いものでもある。

そんな数ある紙の中で、便せんメーカーとして、長い歴史を持つミドリが先ごろ「万年筆用 便せん」を発売を開始した。

ミドリ 万年筆用 便せん
ミドリ 便箋 万年筆用

この便せん、単に万年筆用ということだけでなく、ちょっと面白い提案がある。


インクの色をしっかり味わえる紙

ミドリ 万年筆用 便せん
海外の雰囲気漂う表紙
B5サイズ。20枚入り。

この万年筆用 便せんには、色違いの2種類が用意されている。面白いのは、ブルーブラック インク用とブラック インク用に分かれているところだ。

ミドリ 万年筆用 便せんミドリ 万年筆用 便せん
ブラックインクが美しく発色する便箋
こちらはブルーブラック

表紙が白いものは、中の紙がクリーム色になっていて、ブラック インクが美しく発色するという。もうひとつの紺の表紙には真っ白な紙になっており、こちらはブルーブラックが映えるのだそうだ。これまで、万年筆用の便せんは色々とあったが、このようにインクの色まで指定したというものは、ちょっとお目にかかったことがなかった。

ミドリ 万年筆用 便せん
クリーム(左)とホワイト(右)の2色から選べる

中には、イギリス フォックスリバー社のギルバートオックスフォード紙と呼ばれる紙が使われている。今回、インクの色の組み合わせをうたっているっだけに、この紙の最大の特徴は、インクの発色がとてもよいことがある。

Yシャツの生地によく使われている粗めのオックスフォードというものがあるが、紙の表面にはまさしくそのオックスフォード生地のような縦横に織り込まれたような凹凸感あふれる風合いを持っている。

ミドリ 万年筆用 便せんミドリ 万年筆用 便せん
立体感あふれる紙面
光にかざすと生地のような風合いがより実感できる


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