そんな数ある紙の中で、便せんメーカーとして、長い歴史を持つミドリが先ごろ「万年筆用 便せん」を発売を開始した。
ミドリ 便箋 万年筆用
この便せん、単に万年筆用ということだけでなく、ちょっと面白い提案がある。
インクの色をしっかり味わえる紙
海外の雰囲気漂う表紙
B5サイズ。20枚入り。
B5サイズ。20枚入り。
この万年筆用 便せんには、色違いの2種類が用意されている。面白いのは、ブルーブラック インク用とブラック インク用に分かれているところだ。
ブラックインクが美しく発色する便箋 | こちらはブルーブラック |
表紙が白いものは、中の紙がクリーム色になっていて、ブラック インクが美しく発色するという。もうひとつの紺の表紙には真っ白な紙になっており、こちらはブルーブラックが映えるのだそうだ。これまで、万年筆用の便せんは色々とあったが、このようにインクの色まで指定したというものは、ちょっとお目にかかったことがなかった。
クリーム(左)とホワイト(右)の2色から選べる
中には、イギリス フォックスリバー社のギルバートオックスフォード紙と呼ばれる紙が使われている。今回、インクの色の組み合わせをうたっているっだけに、この紙の最大の特徴は、インクの発色がとてもよいことがある。
Yシャツの生地によく使われている粗めのオックスフォードというものがあるが、紙の表面にはまさしくそのオックスフォード生地のような縦横に織り込まれたような凹凸感あふれる風合いを持っている。
立体感あふれる紙面 | 光にかざすと生地のような風合いがより実感できる |