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香りつきインク エルバン インク・フォー・マン
万年筆の愉しみ方は色々とあるが、そのひとつにインクがある。インクボトルからインクを直接吸い上げる吸入式やコンバーター式万年筆であれば、純正インク以外にも、他ブランドのものまで使うことができる。その種類は大変多く、ひとくちにブルーのインクといってもブランドごとに微妙な違いがある。そんな中から、自分の好みの色を探し当てたときの喜びは格別。万年筆と違ってインクは1本数千円とそれほど高いものではないので、手軽に味わえるのもうれしい。
そんなたくさんあるインクの中から今回はエルバン社の「インク・フォー・マン」を取り上げたい。このインク、なんと香りがついているというもの。これまでの色で愉しむということだけでなく、また違ったインクの愉しみが味わえる。
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フランスの老舗インクブランド エルバン
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紫色が小学生の指定色というのは、黒で育った我々日本人からすると、とてもユニークな感じがするが、確かに、同じフランスのロディアの罫線も紫色なので、フランスでは紫色がごく普通の色なのかも知れない。
ちょっと、話が横道にそれてしまったが、エルバンは皇帝から国民まで幅広く知られたインクブランドなのだ。
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