日本の和を体現した「文具良道」
「文具良道」 | 商品にはシンボルマークの「ひょうたん」が付いている |
もうひとつのブランド「文具良道」は、梶本博司氏によりデザインされたものだ。デザインコンセプトは「温故知新」。故をたずね、新しきを知る、というように昔ながら和の雰囲気をたたえたデザインに仕上げらている。それぞれの商品には、日本古来から親しまれてきた「ひょうたん」がシンボルマークとして使われている。ひょうたんは、古くから器や楽器の素材に使われ、人々の生活を潤すものとして愛されてきた。この「文具良道」では机周りに安らぎと癒しを与えてくれそうだ。
上から見るとひょうたん型になっている2穴パンチ 1,155円 | 鉛筆削り 2,100円 |
デザインのモチーフに使われたのは、書道の硯。硯独特のちょっとザラザラとしたマットな質感や、柔らかなラインが一つ一つの商品にしっかりと埋め込まれているのが見てとれる。
硯箱を思わせる優しいライン
デザインステーショナリーというと、どうしても欧米系のデザインが中心になりがちだ。机の上の一服の清涼剤としてこうした和のテイストのアイテムを添えてみてはいかがだろうか。
(右)メモパッド 1,890円
テープディスペンサー 2,415円
今回の2つのシリーズから、私はカール事務器の劇的な変革を感じた。その変化は、これまで同社が創り上げてきたものと決してかけ離れたものではなく、むしろ、これまで培ってきたものをベースにして、新たに形作られているという点がとても好感がもてた。
このカール事務器自身の取り組みこそ、「温故知新」と言えるのかも知れない。
<関連リンク>
カール事務器 オフィシャルサイト
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