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「LAMY」社長が語る、モノ造りの真髄(5ページ目)

ドイツの筆記具トップブランド、ラミー。「デザインは様式を表す言語だ」と語るラミーを率いる同社社長 Dr.ラミー氏に、ラミーにとってのデザイン、ペン作りへのこだわりなどをインタビュー。

土橋 正

執筆者:土橋 正

ステーショナリーガイド

自分が作ったペンは、まさに子供のようにかわいいものです


最後に、Dr.ラミー氏にとっては、すべてのペンは子供のように愛おしい存在かと思いますが、一番お気に入りのラミーのペンを1本あげるとしたらどのペンですか?

Dr.ラミー

「ラミー2000」のシャープペンは35年間も使っています。1本ですか?3本選ばせてください。(笑)

まず1本目は">「ラミー2000」のシャープペン(ペンシル)です。その理由は、私は「ラミー2000」というモデルが大好きだからです。自らが始めて手がけたペンということもあり大変印象深いペンなのです。私は普段使っているペンはシャープペンです。シャープペンというものは、自分のクリエイティブなフィーリングをどんどん出してくれます。色々なアイデアやメモはシャープペンで書き、最終的に万年筆で清書します。ですから、シャープペンは私にとって欠かせません。実際この「ラミー2000」のシャープペンは35年間も使っています。

2本目は「ラミーピコ」です。これは限定色のブラックです。スーツのポケットにいつも入れて持ち歩いています。ポケットにこのピコが入っていないと落ち着かないのです。

3本目は「スイフト」です。「スイフト」は、ドイツや日本に限らずどこの国でもとても人気を博しているペンです。今やラミーの中でマーケットを牽引していく、そういうリーダー的なペンなのです。

ペンは子供のような存在とおっしゃいましたが、まさに子供の場合と同じように、手間のかかったものは、とりわけかわいいものなのです。


Dr.ラミー インタビュー

今回のインタビューの中で、私が一番心に残った言葉は「デザインは様式を表す言語だ」というものだった。

私たちが日ごろラミーの製品から見ているデザインは一貫した哲学の現れだったのだ。その哲学をDr.ラミーのひとことひとこと発する言葉からとてもつよく感じることができた。

Dr.ラミーのこれまで培ってきた哲学、別の言い方とすればDr.ラミーのDNAはこれから生み出されるペンにもしっかりと刻み込まれていくことだろう。

最後の質問の「お気に入りのペンは?」に満面の笑みを浮かべながらうれしそうに話しているDr.ラミーの表情がとても印象的だった。

(2006年2月16日 日本シイベルヘグナー社にて)

〈関連リンク〉
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■ ラミー2000のペンシルはAll Aboutスタイルストアで購入できます
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■ 銀座・伊東屋 ラミーフェア (2006年2月15日~2月24日)
■ ラミー ステュディオ 胸元を主張する存在感あるのペン
■ 存在感あふれるペン Vol. 1 手帳用に開発された細身のペン
■ 気軽に万年筆を愉しむ ラミー サファリ ■ ちょっとレアなラミーのペン ■ 関連書籍 「ラミーのすべて」
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