工具のようなトンボデザインコレクションXPA
これまた、斬新なフォルムがとても印象的。ラミーピコが丸っこいフォルムであったのに対し、このXPAはどちらかと言えばちょっと角ばったエッジの効いたデザインで、まるで機械の工具を思わせる。ボールペンのリフィルにはガス圧式タイプというものが採用されていて、上向きでも水に濡れた紙でも筆記ができてしまう。見た目どおりの本格派だ。
ペン先と反対側を引っ張ると・・・ |
ボディ全体には、つや消し加工のアルミで覆われており、金属的な印象が色濃くでている。XPAはラミーピコと違い、どちらがペン先かは一目瞭然だ。では、どうやってペン先を出すかと言うと、このXPAにもなかなか面白い仕掛が搭載されている。
ペン先と反対側を引っ張ることで胴軸が伸び、ペン先も現れるというものだ。我々が良く使っているシャープペンやボールペンではペン先を出すには、ノックをするのがほとんどなので、この引っ張るという逆の発想はとても新鮮な感じがする。慣れないうちは間違えて、ついついノックをしてしまったりする。
伸ばせば、快適な筆記が楽しめる。 |
XPAにもやはりクリップは付いていない。胴軸表面には目立った突起物は見当たらないので、傾斜のあるデスクなどではコロコロと転がってしまうことがある。
ネックストラップにつけることもできる。 |
トンボ鉛筆社の提案はこういうことだったのかと合点がいった。
最近は、社員証や携帯電話など首からいろんなものを下げるのが、ごく普通になっている。そこにXPAをつけてみるのも面白いと思う。
個性豊かな2本のペン
ペンの胴軸が伸びるという点では共通の2本だったが、ラミーピコ、トンボXPAともにそれぞれ違った機構と提案があり、とても興味深かった。単に筆記する道具ということを超えて、筆記をもっと楽しもうということが両方のペンからひしひしと感じられた。2本それぞれ甲乙つけがたく、2本とも買いだと個人的には思っている。■ラミーピコ クローム 7,875円~ ■トンボデザインコレクションXPA 2,625円 |
<関連リンク>
「デザインのよいペン」のリンク集
ラミーオフィシャルサイト(英語)
ラミーオフィシャルサイト(日本シイベルヘグナー)
トンボデザインコレクションオフィシャルサイト
ラミーピコはスタイルストアで購入できます