小さなところまで、オリジナルに近づけます!
RESH.に用意されている、レザーのアウトソールの一例です。イギリスのJ & FJ Barker社やドイツのJoh.Rendenbach Jr.社のものだけでなく、「しなり」が格段に優れるイタリアのオイルレザーソール(写真中央)も選べます。 |
「リペア専用木型」を多数用意するだけでも、靴修理の世界では大変革命的なこと。ですがRESH.の特徴は、それだけで終わってしまう訳ではありませんよ。「原型と同じパーツでそれ以上の仕上がり」になるよう、他の部材も海外、特にイギリスからの調達に大きな力を注いでいる点も見逃してはいけません。
例えばアウトソールやヒールの側面に塗るコバインキは、イギリスの著名な靴メーカーと全く同じもの。なので「修理でソール側面の色合いが微妙に変わって帰って来る」確率が高いと言われるTricker’s・カントリーラインの薄茶色の靴でも、その部分を新品と同じ独特の色調で仕上げられます。使用する工具や縫い糸までも、わざわざイギリスから取り寄せている徹底ぶりです。
アウトソールやヒールの種類も、当然ながら充実しています。レザーのアウトソールでは、靴好きにはすっかりお馴染みになったイギリスのJ & FJ Barker社やドイツのJoh.Rendenbach Jr.社のものはもちろん、前述したTricker’sに用いられていることで知る人ぞ知るイタリア・LAMONTI社のものも装着可能です。またラバーの方ではイギリスのダイナイトやリッジウェイだけでなく、アウトドアシューズの分野で世界的に絶大な支持を得ているイタリア・ビブラム社のものも各種取り揃えているので、どれにしようか楽しく悩めること請け合いです。ここのオールラバートップリフト(ヒール最下層部)は、滑り難く減りもし難い割には価格がこなれているので、個人的にお勧め!
そして、RESH.には履き手の心理が深く解ってくれる優れた職人が何人もいるからこそ、これら全てを駆使して素晴らしいリペアが行えることを絶対に忘れてはいけません。「分解三年、製造五年、修理一生」と言われる通り、ある意味製造より遥かに難しいと言われる靴の修理。そこに新品以上の「質」を求めようとしているこの店の姿勢が、都会のど真ん中でどう開花してゆくのか、今から楽しみです!
【店舗データ】
■リペア工房 日本橋三越本店 Produce by “RESH.”
所在地:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町1-4-1 日本橋三越本店 本館2階
地図: Yahoo!地図情報
Tel:03-6225-2078(直通)
営業時間:10:00~19:00
定休日:年末年始以外は無休
交通:東京メトロ銀座線三越前駅(A5番出口)より徒歩3分。
お店のブログ:リペア工房RESH. 日本橋三越本店
なお、RESH.のその他のお店や修理メニューの詳細につきましては、こちらをご覧下さい。
こちらはラバーソールの一部です。ダイナイト、リッジウェイ、ビブラム…… 用途や着地感の相性で選ぶのが、やはり賢明でしょう。 |