男の靴・スニーカー/カジュアルシューズ

起源と顔立ちを活かして履きたいギリー(2ページ目)

今回の「メンズシューズ基礎徹底講座」は、鳩目周りの意匠が際立つギリーを採り上げます。昨今巷ではやる「ある靴」にも相似点があるその意匠には、この靴が生まれた地域性と実用性が、深く宿っているのです。

飯野 高広

執筆者:飯野 高広

靴ガイド

茶系なら、秋冬の休日のおしゃれにピッタリ!

トリッカーズのギリー
トレーディングポストが別注したトリッカーズのギリーは、伝統と実用性が見事に結合した傑作。さすがカントリー系の靴を作り慣れているメーカーだけのことはあります。ご覧のグレインレザー(茶)は渋谷・京都・大阪店でのみの取り扱いです。サイズ7~9ハーフ。\72,450(税込み)。お問い合わせ先・トレーディングポスト (次ページご参照方)。


ギリー、確かに一度は履いてみたい魅力的なスタイルだけど、キルト履いて踊ったりバグパイプ吹いたりする趣味は無いしなぁ…… とおっしゃる方、心配ご無用です。ビジネスにはちょっと無理ですが、晩秋から冬にかけての休日のドレスアップには、茶系ならばこの靴は抜群の威力を発揮いたしますよ!

確かにキルトは日常生活では無理でしょう。でも、マフラーに落ち着いたタータンチェックを持ってきたり、色が何気に沢山入ったツイード(表層的な色気ばかりで色味の奥行きに乏しい昨今のメンズファッションを象徴するかのように、実はコレ、今ありそうでないものの典型なのですが……)のジャケットを羽織るなど、ベタではありますが、同郷のスコットランドやアイルランドのアイテムを上手に盛り込めば、茶系のギリーなら案外すんなり収まるのです。この辺りは喩えると、ちょっとクセのある地酒が燻製モノの地肴と相性が良いのと一緒かな?

上の写真は、トレーディングポストが2007年秋冬のコレクションとしてイギリスのトリッカーズに別注した作品。日本ではここしばらく、ギリー自体店頭に並ぶことがほとんどなかった中での、久々の正統派です。カントリースタイルの靴は得意中の得意のトリッカーズですから、舌革を敢えて取り付けたり、着脱式のフリンジタングを用意してくれたりなど、今日での実用性と装飾性とを、見事に両立させています。なお、このシリーズにはなんと黒のパテントレザー(エナメル)のものもあるのですが、こちらも不思議と毒々しさを感じさせません。
トリッカーズのパテントギリー
黒のパテントレザー(エナメル)でできたトリッカーズのギリーは、不思議とクドくない表情に仕上がっています。こちらは渋谷・京都店でのみの取り扱いです。サイズ7~9ハーフ。\72,450(税込み)。お問い合わせ先・トレーディングポスト (次ページご参照方)。




最初のページで軽く触れた、ある靴と大きな共通点とは…… 次のページでご確認あれ!
  • 前のページへ
  • 1
  • 2
  • 3
  • 次のページへ

あわせて読みたい

あなたにオススメ

    表示について

    カテゴリー一覧

    All Aboutサービス・メディア

    All About公式SNS
    日々の生活や仕事を楽しむための情報を毎日お届けします。
    公式SNS一覧
    © All About, Inc. All rights reserved. 掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断複写・転載・公衆送信等を禁じます