コストパフォーマンスに優れたカジュアルシューズとして人気のスペイン・レーベル「リゾ」。エージェントとして企画にまで入り込み、二人三脚で現在の「リゾ」をつくり上げたのが大阪のインポーター、野口彦だ。その中心人物が呑み友達でもある二代目、野口さん。
ちょっと面白いモノをつくったんで、見てもらえますか――そんな文面とともに彼から送られてきたのが、この靴だった。飴色を思わせるレザーとポニーのコンビ。シャープだけど丸みのあるフォルムとあいまって、何とも味わい深い仕上がりだった。アメリカなるモノが再び注目を集める今年、適度な泥臭さはまさに今の空気。
裏話を聞いて驚いた。この靴、企画したのは僕が敬愛するエトスクラブの小松さん、そして製造は日本が誇る紳士靴メーカー、宮城興業だったのだ。言い換えれば、僕の呑み友達が集まって、できた靴(笑)。
ブランド名は「スリージェネレーション」という。「ナイキ」と名がつけば何でも売れたブランド志向、「レッドウイング」のアイリッシュセッターが売れたアイテム志向…。これからはそんなんじゃなくて、靴そのものの魅力で勝負していきたい、との思いが込められている。意味するところは「第三世代の靴」。カジュアルシーンをリードしてきた野口さんらしい、実に良いネーミングです。
\26,800
問い合わせ先 野口彦 TEL.06-6647-1776
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