WFGは日本のノードストロームだ!
一軒目にお邪魔したのは今年25周年を迎えるワールドフットウエアギャラリー。この秋より、「アニバーサリーフェスタ」と題するイベントを立ち上げる。これは米百貨店ノードストロームに範を垂れるもので、シーズンインに際し、選りすぐりの逸品をくくり、一足早く提案しようというもの。ここでしか買えない別注品も盛り沢山で、中には1~2割、プロパーより価格を抑えて提供する靴もある。エントリー・モデルは新規投入の「シルバノ・ラッタンジ」のほか、おなじみの「サントーニ」「ロブス」まで計16ブランド。期間は8月25日~9月5日まで。
ノードストロームといえば、出自は靴屋で、今やアメリカの名門百貨店。自身のルーツを誇るかのように毎年、前述のイベントを開催しているのだが、開催期間中は全米から来客があり、売場はごった返すという。さすがWFG、目のつけどころがいいね。
●問い合わせ/ワールドフットウエアギャラリーTEL.03-3423-2021
TPの質実剛健さがたまらない!
二軒目は青山店に続き、この7月に大阪店をオープンしたトレーディングポスト。WFGに遅れること5年、そう、今年20周年を迎えるTPでは、20周年記念モデルとして、11ブランド計20型を発表。*写真奥に見えるのはシューケアキット。これひとつあればすべてのケアが事足りる、との自信からその名もずばり「コンプリートメンテナンスボックス」。\31,500。
コレクションを見てもらえばわかるように、特に奇を衒っているわけではない。話を聞いたら、それぞれのブランドの持ち味を生かしつつ、TPに相応しい方向でまとめていったのだとか。唯一の変り種は、筒サイドにシューレースを配した、ゴーインに名前をつければサイドギリーシューズ(トップページを飾った靴)。担当したのは一緒に呑んだこともある職人、吉見鉄平。変なヤツです。*写真はドイツの名靴エドワード・マイヤー。マイヤー自らデザインしたのだとか。爪先のパーフォレーションのイメージは富士山だそうです。\143,850。
●問い合わせ/トレーディングポスト青山店TEL.03-5474-8725
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