かつてはオペラパンプスだったが。。
多くの男性が、エナメルの靴は結婚式でタキシードを着た新郎だけが履くものだと思っているのではないでしょうか。また、エナメルの靴と聞いて、オペラパンプスを思い出す人も多いようです。オペラパンプスとは、女性の紐や留め具のない夜のパーティなどに出かけるための靴ですが、男性用もあります。メンズのオペラパンプスはエナメル素材でサテンの大きなリボンがついているのが一般的。昔は、男性がタキシードや燕尾服を着るときにオペラパンプスを履くというのが、正式なフォーマルウエアのスタイルとされていました。しかし、今ではオペラパンプスを履く男性は少ないと思います。とは言え、オペラパンプスの特長であったエナメルの素材はそのフォーマル感とゴージャスさでパーティにひときわ華を添えます。
タキシードを着なくても、ダークスーツに質の良い白いシャツ、そしてエナメルの靴を履くだけでスタイリッシュに演出できます photo:石井幸久(m.m.blue) |
ダークスーツにエナメルの靴を
最後に簡単に、メンズのフォーマルウエアで履く靴について説明しておきます。昼間のフォーマルなビジネスやセレモニーなどでは靴紐のある黒い革靴を履きます。夜のパーティやディナーなどでタキシードなどの礼服を着る場合は、靴紐のないタイプの黒い革靴となります。このように、靴紐があるかないかで、フォーマルウエアに合わせる靴は昼と夜とに分かれます。でも、近年はもっとこのような認識にこだわらず、自由に靴を選ぶ男性が増えており、これからは益々そのようになると思います。これからのパーティシーズンには、タキシードを着なくても、シャイニーなエナメルの靴をブラックスーツに履いてみてください。パーティに華やかにし、自分の気分も盛り上げてくれますよ。でもその場合、くれぐれも靴下も薄手のフォーマルなものにすることをお忘れなく。
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