梅雨のジャケットはやっぱり背抜き
今年も梅雨入りし、雨が多くじめじめした日が続いています。これから秋の涼しい季節まで、スーツを毎日着るビジネスマンは湿気と暑さとの戦いですよね。もうご存じの方も多いかとは思いますが、ジャケットには「背抜き」と呼ばれるタイプのものがあります。背抜きとは肩まわりより下の裏地をつけない仕立て方のことです。ジャケットの仕立ての基本は総裏、つまり上着の裏すべてに裏地をつける仕立て方。総裏のほうがシルエットが崩れず、着やすく、脱ぎやすく、アメリカやヨーロッパでは、総裏仕立てが主流です。
しかし、日本では梅雨から夏にかけて高温多湿の気候のため、背抜きのジャケットを着る人が多くなっています。近年では、暖房が普及してきたために冬でさえ背抜きの上着を着る人も。梅雨のじめじめとした蒸し暑い季節には、通気性のよい、背抜きのジャケットが適しているのです。
背抜きのジャケットは通気性がよく、蒸し暑い梅雨の時期には適した仕立てです photo:石井幸久(m.m.blue) |
次のページでは、梅雨のジャケット素材について解説します。
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