メトロセクシャルは男性革命
アメリカのメトロセクシャルの凄いところは、ただの流行語で終わることなく、社会的、経済的に大きな影響を与えるムーブメントになったことだろう。テレビの全国ネットではメトロセクシャルを啓蒙するTVショーが人気を呼び、また彼らに向けた雑誌の創刊やウェッブサイトの立ち上げが相次いだ。そして、新しい男性化粧品ブランドが次々に生まれ、男性専用のスパやグルーミング・サービスなども登場する。それだけでなく、ファッション、インテリア、フード、トラベルなど男性のライフスタイル関連全体の消費がこのメトロセクシャル・ブームによって活性化され、今でも拡大しつつあるのだ。これは、まさにアメリカの男性の意識とライフスタイルを変える革命だったのだと思う。メトロセクシャルを啓蒙するアメリカの人気TVショー、クィアー・アイズ・フォ・ザ・ストレート・ガイのサイトはこちら
極上男、ユーバセクシャルの登場
メトロセクシャルの次に登場したユーバセクシャル(極上男)とは何をとっても完璧な男のこと。果たしてそんな男はこの世にいるのか? |
それは、マリアン・ザルツマン(Marian Salzman)というトレンド予測で名高い女性が「フューチャー・オブ・メン」(Future of Men)という本の中で定義した“ユーバセクシャル”(Ubersexual)という男性像。それにしても、ユーバセクシャルという言葉がずいぶん野暮ったく響くと思うのは僕だけだろうか?どうやらユーバは英語ではなくドイツ語で“格別・極上な男”という意味らしい。
では、このユーバセクシャル(極上男)とはどんな男なのだろう?極上男は、まずメトロセクシャルのように都会的で洗練されているライフスタイルをもっているのは当たり前。いつも身だしなみには余念がない。それに加えてスポーツなどで体を鍛え、体型管理をし、マッチョでもある。また、メトロセクシャルがナルシスト的な自己愛、自己満足であるのに対し、ユーバセクシャルの愛と情熱は女性と仕事に向かう。具体的な人物例としては、ジョージ・クルーニ、ブラッド・ピット、ビル・クリントン元大統領、アーノルド・シュワルツェネガーなのだそうだ。
次のページでは、この極上男がはたして男性に受け入れられるのかを考えてみよう。
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