ヴェスタの標準仕様で作ってみました
完成したジャケットを着用して、松葉さんにチェックしてもらっているところです。 |
採寸とゲージ着用後のピンワークは、サルトリアルマネージャーの松葉利清さんが担当してくれました。ベテランの方なので安心感がありました。あと、余談ですが松葉さんはスタイルがよくて、穿かれているパンツのシルエットも綺麗でした。
型は3つボタン中1つがけのサイドベンツで、「衿のゴージラインを0.5cm下げて欲しい」といった以外は、すべてお任せしました。ちなみに私は身長170cmで、今回のジャケットは肩幅44cm、着丈72cm、衿幅8.5cmです。
ポケットのフラップの縁にもダブルステッチが施されています。これはシャツ生地が柔らかいので型崩れを防ぐための補強の意味があります。リラックスしたカジュアル感を漂わせていますね。 |
胸ポケットはバルケッタポケットで、脇のポケットはフラップ付きです。ステッチはAMFステッチではなくミシンステッチです。衿から裾にかけてと、ポケットのフラップ、後ろのセンター線(片倒し)、両脇にもダブルステッチが施されています。
シャツ生地は滑りがよく柔らかいので、型崩れを防ぐためのダブルステッチなんです。デザインだけでなく補強も兼ねているということです。
ただシャツの生地と同じ色の糸を使っているのでそれほど目立ちません。つまり上品ということです。ほどよいカジュアル感が出ていてなかなか面白いと思いました。
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