出店先を絞りましょう
次に自分の売りたい用品の属性(若い単身者向けか、ファミリー向けか、シニア向けか)やフリマの楽しみ方を考えながら場所を選定します。フリマの会場は大きく分けて3つあります。1 商業施設系
2 大規模開催系
3 公園系
横浜スカイビルや吉祥寺パルコ、京王八王子ビルなどで開催されるのが1のタイプです。これらのビルでは屋上部分を利用してフリマが催されています。商業施設系は、一般的に駅から近く立地条件もよく、施設からの集客が期待できます。出店料金は、2000円~3000円と比較的安めに抑えられており、プロの業者は少ない傾向にあるようです。
「商業施設系は安定した集客が見込めますので、初心者が始めるにはいいかもしれません。と言っても、それらの商業施設に訪れるお客さんが好みそうなものを売ることは必要ですね」(鈴木さん)
もし、会場が若い男女向けのファッションビルであれば、来場者も同じような客層と考え、アクセサリーや洋服が売れ筋との予測が立てられそうです。
2のタイプは、日産スタジアムや幕張メッセ、横浜アリーナなどで開催されるフリマ。特徴としてはフードコートやイベントコーナーなどが併設されることが多いため、レジャー感覚で訪れるファミリーからカップル、友だち同士まで幅広い年齢層のお客さんが集まるといった傾向にあります。
「不用品を販売することだけでなく、ほかのお店で買物を楽しんだり、イベントに参加したり、レジャーを兼ねて出店したい方にオススメです」(鈴木さん)
プロの業者も意外と多く、参加費も3000円~5000円ぐらいと比較的高めに設定されていることもありますが、車で出店できるところが多く、手軽に参加できるのがメリットでしょう。
最後が3の公園系。
「一概に“こんなお客さんが来る”と言えないのが公園系の特徴です」(鈴木さん)
公園のロケーションによって客層が異なるため、それによって売れ筋が左右されるとのこと。一般的に下町エリアではねぎられやすかったり、山手エリアではブランド品がよく売れたりとそれぞれに特徴があるようです。
「自分の知らないエリアにある公園に出品するなら、一度は会場を訪れて、下見しておくのがオススメです」(鈴木さん)
参加費は地域によって異なりますが、1000~2000円程度と参加しやすい会場は多いようです。
※プロの参加や車出店、参加費についてはあくまでも目安ですので、必ず開催者に直接お問い合わせください