スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

地味靴から考える、初秋のスーツ地(2ページ目)

グレンソンの靴に代表されるイギリスの地味な靴。この靴に似合うスーツの服地はやはりイギリスものに限る。というわけで今回は足元からスーツの服地を選んでみました。それにしても地味な特集だな~(笑)

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

地味靴に似合う服地


地味靴から考える、初秋のスーツ地
エドウィン・ウッドハウスの「ザ・ケンブリッジコレクション」。実用性と贅沢さをあわせもつスーパー120’s。服地はやや薄めの240g/m。撮影協力/テーラー アスコット。

9月下旬から11月中旬にかけてはまだ暑さが残っているので、フランネルのスーツの出番は少ないだろう。

この季節ならではの間服地を考えると、もう少し薄手(300g/m以下)の春と秋に着用できる服地がおすすめ。

ここではフルオーダー、パターンオーダー、メジャーメイドに使われることが多いオーダー向きのイギリス服地を紹介するが、既製スーツを買うときにもきっと役立つはず。

地味靴から考える、初秋のスーツ地
ハリソンズ・オブ・エジンバラの「フロンティア」。こちらはやや厚地の300g/mの平織りのウールを使用。ロンドンのサビルロウのテーラーでも定番の服地だそうだ。撮影協力/テーラー アスコット。

おすすめはエドウィン・ウッドハウスの「ザ・ケンブリッジコレクション」で、スーパー120’s、240g/mという適度な上質感と軽さが特徴。触った感じはやや薄く、真夏と冬以外は着用できそうだ。

写真のものは違うかもしれないが、このコレクションには希少なタスマニアンウールを使用する贅沢な服地もある。

ハリソンズ・オブ・エジンバラの「フロンティア」は、300g/mの平織りのウールを使用するやや厚めの服地。しわの回復力に優れ、春から晩秋にかけて着用できる。暑がりの人は冬でも着られますね(東京都心部の場合)。

服地の色はグレーネイビー。柄は無地の他にペンシルストライプやチョークストライプ、グレンプレイドといったイギリスらしい伝統柄がこの靴にはよく似合う。

この服地を使ったオーダースーツのお問い合わせ先
テーラー アスコット
東京都中央区京橋2-6-10
TEL 03-3561-1332
定休日 水曜日
http://www.tailor.co.jp/

服地のお問い合わせ先
総輸入元 マルキシ株式会社
TEL 03-3251-7300
http://www.marukishi.co.jp/

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