スーツ・ジャケット/スーツ・ドレスビジネス

はじめてのスーツ選び(3ページ目)

誰でも最初にスーツを買うときは気分が舞い上がったはず。情報過多の世の中ということもあり、意外と情報に振り回されている人も多いのでは。そこで、初心者でもわかりやすい「はじめてのスーツ選び」です。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

無理のないシルエット、肩まわりは楽か


はじめてのスーツ選び
靴ガイドの飯野さんにモデルになってもらいました。アメリカンブリティッシュモデルらしい、ナチュラルさとエレガントさが漂っていますね。肩から胸にかけて余裕があります。靴はタッセルスリッポンというマニア好みのコーディネートです。スーツを着慣れているせいもあって、肩の力の抜け感がいいですね~。ニューヨークトラッドを知ってる方なのよ(涙)。

ビジネススーツで大切なのは、なによりも「ちゃんとした社会人」に見られることで、誠実さをアピールすることだろう。だからスーツのデザインだけ目立ってもしょうがないのだ。

また、既製スーツの場合はパターンオーダーやフルオーダーのように、着用者を個別に体型補正してくれるわけでないので、完璧なフィット感を求めるのは無駄というもの。

着用したときに窮屈さを感じず前肩仕様になっていて動きやすいことが大切。これをクリアした上で、鏡を見て「そこそこ似合っている」と思ったら購入してもいい。

使用されている服地が上質で、表から見えない芯地などにもこだわっているブランドなら合格だ。

芯地などの作りに関しては事前に調べておいたほうがいいかも。お目当てのブランドについて下調べしておくくらいはしてほしい。

価格は7万円~10万円くらいが目安。このくらい出せば、いまの日本では良質の既製スーツが買えるのだ。この価格帯のものなら服地の質も悪くないはず。

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