聖夜に贈られたい、憧れの「ベルルッティ」
いや~、もうすぐクリスマスですね。
ということで、ちょっと気が早いですが、今回はクリスマスプレゼントに“贈ってもらいたいもの”を考えてみました。男の身勝手というやつです(笑)。
どうせなら日頃買えないものが欲しい! ということで、憧れの「ベルルッティ」のなかから高いモノ順に選んでみました。まずは簡単なベルルッティの紹介です。
ベルルッティはやっぱり憧れ
アン・ジュル/ヴェネチア・レザー茶。サイズ:38.5×28×7.5cm。価格27万5100円(税込) |
初代アレッサンドロ・ベルルッティが、本格的にパリの地においてボティエ(靴作りのプロ)の活動を始めたのが1895年のこと。
2代目トレッロの頃になると、ベルルッティの名も広まり、ロスチャイルド一族をはじめ、名だたる作家や文化人、芸術家、政治家たちといったゲスト(顧客)を迎え入れるようになる。
3代目タルビーニオは1959年、これまでのビスポーク・シューズに加えて高級プレタシューズラインを展開。
そして現在の4代目当主オルガ・ベルルッティは“パティーヌ”と呼ばれる独特の色彩を織り交ぜた色付け技法を靴に反映させる。1968年というから驚きだ。
あのアンディ・ウォーホル、フランソワ・トリフォー、ロマン・ポランスキーもベルルッティの色彩に魅せられたゲストである。
ベルルッティは靴だけでなく、限られた上顧客から注文があると、特別にバッグや小物を製作してきた。嬉しいことに現在ではプレタでも手に入るようになった。
ビジネスマンのために作られた「アン・ジュル」
アン・ジュル/ヴェネチア・レザー黒。サイズ:38.5×28×7.5cm。価格27万5100円(税込) |
2005年に“雲のように軽い”バッグ、「ドゥ・ジュル」と「トロワ・ニュイ」を発表し、これまで多くのビジネスマンに愛用されてきた。
この「アン・ジュル」(Un Jour)もそのひとつで、より日常のビジネスで役立つバッグをコンセプトに作られている。
Un Jourはフランス語で「1日」のこと。つまりビジネスマンが1日に使うものがちょうど入る大きさということだ。
内部にはキャンバスが張られていて、ペンホルダーやポケットを装備。表からは見えない機能的なデザインになっている。 |
上部のジッパーを開くと一室あり、内部にはペンホルダーや携帯電話ポケットが配されている。
このメインコンパートメントの両脇にはオープンタイプのA4サイズのポケットがあり、とても出し入れしやすい。
この「アン・ジュル」はブリーフケースとしてはもちろん、南京錠を使えばラップトップのPCケースにも適している。バッグ自体が軽く、機能性に優れているのだ。
色は茶と黒の2色展開で、ともにヴェネチア・レザーを使用。とくに茶は美しいパティーヌを楽しむことができる。
一方の黒も真っ黒ではなく、官能的な黒というか、奥深さが感じられる。
こんな素敵なバッグをもらったら、盆と正月とクリスマスが一度に来たみたいで嬉しいですね~。
★アン・ジュル・・・価格各27万5100円(税込)
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