世界一有名なベルベット・スリッパー


ベルベット・スリッパー
Fleur de Lysはフランス語で百合の花のこと。これはフランス王朝の頃によく見られる紋章。

今回は懐かしい英国トリッカーズベルベット・スリッパーを紹介しよう。

トリッカーズでいつ頃から作られ始めたのかは定かではないが、このタイプのスリッパーはトリッカーズ製のものが一番有名である。

ベルベット・スリッパーの歴史は古く、18世紀末のイギリスで登場している。

もともとは貴族や紳士がカントリーハウス用の室内履きとして履いたもので、ハウスコート(スモーキングジャケットの略式型)と呼ばれるビロードのガウンに合わせていた。

現在、どんな人たちが顧客なのかはわからないが、その昔、アンディ・ウォホールが履いていたはず。

あと、ウェルドレッサーとして名高いアラン・フラッサーや、日本では綿谷寛画伯も。

ちなみに綿谷画伯のそれは1980年代前半のトリッカーズ製で、狐の顔が刺繍してあるタイプだ。シャンタルデュモのセールで買ったモノらしい(昔、某誌で取材済み)。

ベルベット・スリッパー
ベルベットの色はブラックとバーガンディのみ。サイズは7、8、9、10インチの4サイズでの展開。ちなみにライニングはキルティングタイプではない。価格45,150円(税込)。

現在ロンドンのトリッカーズでは「Churchill」というモデル名で販売している。

何の刺繍もないブラックのベルベットが基本だが、金糸や銀糸を使って「Crown」(王冠)、「Feather」(ダチョウの羽根で、チャールズ皇太子の紋章風)、「Fleur de Lys」(百合の花/フランス王朝の紋章風)、「Fox」(狐の顔)、「Lion」(獅子)、「Pheasant」(きじ)、「Masonic」(フリーメイソン)の刺繍がオーダーできるようだ。

ベースとなるベルベットの色はブラック以外にネイビー、グリーン、バーガンディ、ブラウンがオーダーで対応しているようだ。

ちょっと気になったので昔の雑誌やカタログをパラパラ見てみると、「モノグラム」や「馬の頭」、「鹿の頭」も載っていた。

ベースのベルベットの色も上記以外にマローンがオーダーできた。

興味深いのは現在のものと昔(といっても1980年代)では刺繍の形が違うのである。とくに狐の顔が違う(笑)。

昔はライニングが赤のキルティングのものが多かった。現在の仕様と違うようだが、このあたりの詳細はわからない。

ベルベット・スリッパー
ソールはご覧のように薄いレザーで仕上げられている。基本的に室内履きなので、パーティーのときは会場で履き替えたい。

では、日本でトリッカーズ製のベルベット・スリッパーが手に入らないのかというと、トレーディングポスト青山本店で購入できるのだ。

ベルベットの色はブラックとバーガンディのみ。刺繍は「Fleur de Lys」(百合の花/フランス王朝の紋章風)のみ。サイズは7、8、9、10インチの4サイズと限られているが、それでも魅力いっぱいのスリッパーなのだ。

本来は室内履きとはいえ、レザーソールなので、ちょっとしたパーティに履いたりするのも面白い。英国好きが見れば「おうっ!」と叫んでくれるに違いない。

↓※こちらで買えるのは「Fleur de Lys」(百合の花/フランス王朝の紋章)の刺繍タイプのみ。ご注意ください。

M2522 ベルベット・スリッパー価格45,150円(税込)

商品のお問い合わせ先
トレーディングポスト青山本店
東京都渋谷区神宮前3-1-30 HSビル1F
TEL&FAX 03-5474-8725
http://www.lifegear-tradingpost.com

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