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Vick tailor 近藤卓也氏 後編(2ページ目)

Vick tailorの後編です。近藤氏のプロフィール、壹番館洋服店時代のこと、高橋洋服店時代のこと、堀洋一先生のこと、映画の話など盛りだくさんです!

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

堀洋一先生のこと


Vick tailor
現在注目されているユーロテックス。とにかく色と質感がいいです。
メンファに通っていた時期は違うが、近藤氏はボクの後輩である。成績は彼のほうがよかったと思うが(笑)。

倉野/近藤さんがメンファ時代、一番好きだった授業は何?

近藤/やはり堀洋一先生服飾論ですかね。とても衝撃を受けました。

倉野/ボクも好きでした。メンファにするか、(綿谷寛画伯の影響で)セツモードにするか迷いましたが、けっきょく堀先生の講義を受けたくてメンファに・・・。

近藤/毎回、堀先生の着こなしを見るのが楽しみでした。チョークストライプのスーツにスパッツ(靴の甲を覆う短ゲートル)を合わされていたのが印象的ですね。

倉野/そうそう、たしかサイドにボタンがついたスパッツですよね。

近藤/他にもイエローのタートルネックのニットを着て、足元はスエードのチャッカブーツとか。


Vick tailor
Vick tailor(ヴィックテーラー)の店内。先ほどまで型紙の作業中だったようです。奥にアイロンと足踏みミシンがあります。
倉野/意外とジーンズとかも多かったですよね。ジーンズの本を書かれていたくらいですから・・・。ところで、堀先生の「ボウ ブランメル」の本は持ってます?

近藤/ええ、もちろんです(笑)。発行部数が少ないせいか古本屋でも見かけませんね。ネットで検索すれば見つかると思いますが。

倉野/ジョージ・ブライアン・ブランメル(1778~1840)を知ったのは、出石尚三氏の「ダンディズムの肖像」(1981年初版)だったような・・・。

あのバイロン卿に「ナポレオンになるより、ブランメルになりたい」といわせるくらいだから、かなりの人物ですよ。

近藤/けっして人目を引いてはならない。というブランメルの考え方に強く影響を受けました。

ボクがつくるスーツも、程よい絞り、程よいゴージの高さ、程よいラペルの幅なんです。あくまでもクラシックがベースです。

倉野/いまやネットで検索すればブランメルのことも簡単に出てくるけれど、当時はそんなに情報がなかったですよ。

授業を受けてて、堀先生の口からブランメルという言葉が出たときは鳥肌が立ちましたね(笑)。それ以来、堀先生=ブランメルというイメージになってしまった!

近藤/そういえば、ドルセイ伯(1801~1852)も詳しかったですね・・・。(長いので割愛)


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