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箪笥に眠っていたドレスシャツを引っ張り出してみた! ’80年代~現在のシャツを考える(2ページ目)

'80年代~'90年代のドレスシャツを中心に、身頃の胸囲を測ってみた。その結果、現在のシャツはタイトフィットであることが判明した。お気に入りの'80年代製コンブリオも紹介! 懐かしながら読んでほしい。

倉野 路凡

執筆者:倉野 路凡

メンズファッションガイド

衿腰の高さは何cmがいい?


2004年製春夏スキャッティ・オーク コンブリオ
今年の夏に新宿の伊勢丹で買ったコンブリオのグリーンレーベル。
お気に入りのシャツの一枚でもある’80年代のコンブリオ。

胸囲が118cmもあるのだが、衿の高さは3.5cmと低め。当時はこの高さが普通だったのだ。

現在巷に出回っているものが4~4.5cmだろう。つまり今は、タイトフィットでハイカラーの時代なのだ。


最近のコンブリオの衿腰
今年の夏に購入したコンブリオ。衿腰は4.5cmあるが、ボタンダウンなので衿芯も薄い。現在最高に気に入っている一枚である。
ただ、高けりゃいいってもんじゃない。衿腰が5cmもあると、首の短いオヤジには、衿の上にちょこんと顔が乗っかっている感じで、はたから見ても「息苦しいのでは」とつい笑ってしまう。

なにがなんでもハイカラーというのは考えものである。自分の首の長さとのバランスを考えて決めること。

ボクの場合は首が長いので4.5cmないと首の長さが目立ってしまい、ローカラーだと不安になってしまうのだ。ボタンダウンでもこの高さは欲しい。


ただハイカラーになると、その高さを保つために通常は芯地を入れる。そのためネクタイなしの場合はとくに衿の硬さが見た目にもわかってしまうのだ。

カチカチの衿というのはやっぱりカッコ悪い、というか個人的に好きではない。そう考えると薄い芯地で4cmくらいがベストの衿腰の高さかもしれない。


次のページは、「’80年代コンブリオの凄さ」です
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