ビジネスマンなら紺を着るべき
就活スーツが、ほとんど黒になってしまったからでしょうか、若いビジネスマンでもネイビースーツを着ない人が多いようです。スーツは黒とグレイしか持ってないなんて話も聞きますから。本来、黒やグレイはフォーマルスーツの色で、ビジネススーツはネイビーというのが、欧米では常識です。日本人の常識を否定するつもりはありませんが、海外出張などに黒のスーツを着ていくのはいかがなものかと思います。
今年は雑誌などのスーツ特集では原点回帰を謳い、ネビースーツの基本に立ち返ろうという動きも見られますが、市中の声は「ネイビーって、どう着たらカッコよくみえるのかわかんない」が本音の様子。そこで、簡単にネイビースーツが今風に見えるコーディネートをご紹介しましょう。
紺ニットタイでカジュアルに着る
スーツ7万9800円/トゥモローランド メンズ、シャツ2万4150円/エリコ フォルミコラ、ニットタイ1万500円/フィオリオ photo:石井幸久(m.m.blue) |
紺スーツに紺のタイという、一見地味めな合わせ方ですが、ニットタイのように編地が浮くものなら、Vゾーンに変化がつけられます。適度にクラシックで、適度にカジュアル。このバランスなら、ネイビースーツもオジサンっぽく見えません。
色のトーンはタイのほうがやや濃いめにすると、落ち着いた印象に。タイを明るめにすると、ソフトな雰囲気に見えるので、その日の気分や社内行事、クライアントによって考慮するのがよいでしょう。
合わせるシャツは白がいいですね。ブルー系のシャツでグラデーションも悪くないですが、Vゾーンをきりっと引き締めた方が印象はスマートです。
次のページでは、チェックのタイのコーディネートを紹介します。