セイルスポーツ界の真打ちが作るマリンコレクション

左上/ショルダーバッグのジッパーの引き手。セーリングのロープのような本格的なものを使っている。左下/カーゴパンツのユーティリティポケットも、見逃せないディテールのひとつ。よく見ると、フロントリベットもオリジナルで作りこんであるということがわかる。右上/随所で見られるのが、ステッチワークによるデザインアクセント。トリプルステッチで強度を出しつつ、色を変えてスパイスを利かせるなどノースセイル的なアプローチだ。右下/ハトメひとつとっても、マリンっぽさを感じさせるノースセイルのバッグ。ターポリンを用いたりと、本格的な作りが見物だ。素材選びに抜かりなし。 photo:石井幸久
ファッション的な視点では、今年はプレッピーが堂々の復活を果たした年だと思います。オックスフォードのBDシャツやブレザー、コバのしっかり張ったダブルソールのシューズ、そしてボウタイまで、これまで古典的と言われていたアイテムが世代を超えてメインストリームで取り上げられるようになりました。とは言っても、キーワードはキープ・スリム。トラッドの今日的な着こなしは、やはりタイトであることが絶対条件ではないかと考えます。

そんな中、次のシーズンに押さえておきたいのがマリンブランドです。海というとまずはサーフが筆頭にあがりますが、大ブレイクしたプレッピーの出自を念頭におくとセイルスポーツのほうが品良く馴染んでくれます。

今回、ご紹介したノースセイルはスポーツブランドとして本格的な側面を持ちつつも、オーセンティックなアパレルも提案するという魅力を持つブランド。創業は1958年。アメリカ、カリフォルニアサンディエゴで産声をあげ、スター級のメインセイルを作ることからスタートします。ロウエル・ノースが作り出す高性能セイルは瞬く間に世界中に広がり、今ではヨットレースに参加するほとんどの船がノースセールを使用するほど。前大会においては、アメリカズカップ2連覇を達成したALINGHIチームをスポンサード。セイルだけでなくウェアも提供し、そのデザイン性の高さや機能性も大きな評価を得ていました。

今回ご紹介したアパレルは、ノースセイルのカジュアルラインと言えるものになります。マリンブランドを彷彿とさせる、ネイビーやホワイトの配色やコントラストのバランス。カジュアルなのに上品なシルエットは言わずもなが。なお、今季のテーマは「URBAN SEA」。ヨットハーバーに停泊している船上でのライフスタイルを思い描いたコレクションになります。素材はラグジュアリーなのに、どこかオーセンティックなデザインは、モダナイズドされたトラッドにぴったりだと思います。

では、早速次のページからおすすめのアイテムをご紹介します。

【お問合せ先】
NORTH SAILS 表参道店
東京都渋谷区神宮前 4-11-11
tel.03-5414-3888
営業時間:11:00~20:00
定休日:不定

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