イタリア/イタリア基本情報

イタリアの季節(気候・気温)・祝日・イベント

日本同様に四季のあるイタリア。いつ行くのがベスト? 春夏秋冬、それぞれの魅力があります。各季節の気温やイベント、祝日の情報をまとめました。気になる夏のお休みや街の様子、旅行にオススメの洋服スタイルもご紹介します。

岩田 デノーラ 砂和子

執筆者:岩田 デノーラ 砂和子

イタリアガイド

旅行の前に知っておきたい、イタリアの季節

クリスマスからお正月にかけて、パレルモ・マッシモ劇場のイルミネーションundefined季節を楽しむ習慣は、日本と一緒です

クリスマスからお正月にかけて、パレルモ・マッシモ劇場のイルミネーション 季節を楽しむ習慣は、日本と一緒です

北半球にあるイタリアの季節は、日本と同じ。はっきりとした四季の違いもあります。花が咲き乱れる春、地中海の陽光きらめく夏、山々が色づく秋、そして澄んだ空気にイルミネーションが輝く冬……。春夏秋冬、どんな時期に訪れても、それぞれの季節の魅力を感じることができる国です。

イタリア半島のちょうど真ん中あたりにある、首都ローマの緯度は北海道と同じですが、カラリと乾燥した地中海性気候の影響で、緯度の割には温暖。国全体が縦長のイタリアでは、南北の違いが見られるのも特徴です。

例えば、アルプスの麓にある北イタリア(ミラノやトリノ、ベネチアなど)では、10月ごろから初冬の趣になりますが、アフリカやギリシャに近い南イタリア(ナポリやシチリア島など)は、温かい日ならまだ海で泳げたり。イタリア旅行は、いつ行くか、だけでなく、どのエリアに行くか?で、準備する服装は少々異なってきます。

ここでは、中部イタリアにある首都ローマを基準に、各地の情報も交えつつ、イタリアの季節(天気)及び祝日・イベントをご紹介していきます。

イタリアの新年(1~2月)

イタリアのお正月料理の定番undefinedコテキーノ(豚の足)とレンズ豆。どちらもお金がたっぷりたまるように!の意味があります

イタリアのお正月料理の定番 コテキーノ(豚の足)とレンズ豆。どちらもお金がたっぷりたまるように!の意味があります

盛大なカウントダウンと花火によって幕を開ける新年。ですが、イタリアのお正月は、日本と比べると比較的あっさりしていて(メインイベントは、やはりクリスマスだから)、新年改まった!というムードはあまりありません。祝日も1月1日のみで、2日から通常営業に戻るところがほとんどです。1月6日に「エピファニアの祝日」があり、クリスマスから1月6日まで通しでお休みにする店もあります。

1月、2月は、イタリアでもっとも寒い季節。中部イタリアでも気温は5度前後になります。北イタリアは雪も降り、マイナスになる地域も……。南部は10度前後でしょうか。乾燥も激しく、数値よりも体感温度は低くなります。石畳や石造りの家屋は冷え切り、底冷えがしますので、日本の冬よりもしっかりした防寒が必要です。

 

【祝日】
  • 1月1日 元旦(カポダンノ Capodanno):「あけましておめでとう!」は「Buon anno (ブォン・アンノ)!」
  • 1月6日 エピファニアの祝日(エピファニア Epifania):キリスト教におけるクリスマス最終日。「東方三博士がキリスト誕生を聞きつけて、お祝いに駆けつけた日」のこと。
ブランドショップもセールになるサルディは見逃せません

ブランドショップもセールになるサルディは見逃せません

【イベント】
■セール(サルディ Saldi)
この時期のお楽しみは、なんといってもセール! 1月上旬から、イタリア全土で始まります。

主な街のセール開始日(2009年参考)
  • ローマ 1月3日~2月13日
  • ミラノ 1月3日~3月3日
  • フィレンツェ 1月7日~3月7日
  • ヴェネチア 1月3日~2月28日
■カーニバル(カルネバーレ Carnevale):2010年2月6~16日
毎年日程は変わります。ベネチアが有名ですね。ホテルが取りにくくなるのでご注意を。ベネチアのカーニバル Carnevale di Venezia  

■バレンタイン(サン・バレンティーノ San Valentino):2月14日 
聖バレンティーノの命日。実はバレンタインはイタリアが発祥です。
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