<目次>
髪にいいお酒はある? あらためてお酒の種類をおさらい
髪にいいお酒はあるのか?
あらためてお酒の種類をおさらい
お酒は百薬の長? お酒好きにはたまりませんが、飲み過ぎると……。
◎醸造酒
発酵によってつくるお酒で、日本酒、ワイン、ビール、紹興酒などが該当します。後で説明する蒸留酒よりも栄養価は高く、飲み過ぎは肥満の原因ともなります。それぞれの成分・効能を見ていくと、日本酒が含む糖分、アミノ酸、ビタミン類などにより、抗がん作用、美肌効果などが期待できます。赤ワインは動脈硬化を防ぐポリフェノールを含み、ビールはビタミンB1・B2、パントテン酸、葉酸などを含み、整腸作用、利尿作用、善玉コレステロールといった効果があります。紹興酒は疲労回復や冷え性に良いといわれています。
◎蒸留酒
発酵させた原料液を加熱し、蒸発した湯気を冷却して製造するお酒で、焼酎、ウイスキー、ウオッカ、テキーラ、ジン、ラム酒などを指します。醸造酒に比べて低カロリーなのが特徴です。最近女性にもポピュラーになってきた焼酎もこちらで、甲類と乙類という種類があります。蒸留方法の違いにより、無味無臭に近くクリアな味わいのため酎ハイのベースに使われるのが甲類、そばや麦、芋といった主原料の風味を残しているのが乙類と覚えておきましょう。一定の基準を満たした「本格焼酎」と呼ばれる乙類には、血栓を溶かす酵素を増やす効果があります。
◎混成酒
醸造酒や蒸留酒に、果汁や植物のエキス、糖分を加えたもの。梅酒やカリン酒、カンパリ、各種リキュール類など。
育毛に結びつく理想のおつまみは低カロリー&高タンパク
肥満気味かもと思ったら、低カロリーの焼酎を選ぶなど、お酒選びは大切なポイントです。
「最近、太り気味かも?」と気になる人は、醸造酒に比べて低カロリーの焼酎にする、髪のパサツキが気になる人は、髪や肌の材料となるアミノ酸を豊富に含んだ日本酒を飲むといった配慮は、きっと健やかな育毛に結びつくでしょう。
ただし、どんなに自分に適したお酒でも、飲み過ぎればデメリットの方が勝ってしまうと心得て下さい。また、お酒を飲む上で欠かせないのが、おつまみ。次のページでは、髪に良いおつまみの選び方について、考えてみましょう
育毛に結びつく理想のおつまみは低カロリー&高タンパク
枝豆は低カロリー&高タンパクのおつまみの定番!
まずは、おなじみの枝豆、冷や奴が挙げられます。アサリやホタテなどの貝類もおすすめです。肝機能の向上に効果のあるアミノ酸の一種「タウリン」を含みつつ、低カロリー&高タンパクなのがイカ、カキ。コレが加われば、最高です。
肉が食いたいという欲求もいかんともしがたいところです。そこで、鳥肉はいかがでしょう。皮や脂を取り除いた胸肉やササミは、低カロリー&高タンパクの食べ物としてアスリートたちの定番でもあります。
アルコールの分解を助けたり、育毛にも必要なのがビタミン類。ビタミン補給なら、野菜です。ビタミンCのように長い時間加熱調理すると壊れてしまうものもあるので、サッと茹でたり、炒めたりするなどしてたくさん摂るように心がけましょう
締めはラーメンではなくおそばをチョイス!
高タンパクで、鉄分やビタミンも含むおそばも、お酒との相性はピッタリです。
どうしてもというなら、おそばはいかがでしょう。昔からおそばは、お酒とセットで食されてきた食べ物です。高タンパクで、鉄分やビタミンも含んでいます。ポリフェノールの一種・ルチンが豊富なそば湯で割った焼酎をお供にいただけば、血液サラサラに効果アリです。あれはダメ、これもダメでは、きっと長続きしません。ベターな選択肢を考えて、髪にとってより良い状態を維持していきたいものです。
薄毛予防や髪の毛の回復には、肝臓、ひいては全身が健康な状態でなくてはなりません。肝臓は「沈黙の臓器」といわれるように、多少調子が悪くても、危険信号を発しませんので、日頃からお酒との良いつきあい方を考えることが大切なのです。それでは、お酒との良いおつきあいを!
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