男のヘアケア/抜け毛・薄毛のためのシャンプー

シャンプーの種類とマッチングを考える 薄毛にイイ市販シャンプーを選ぶ(2ページ目)

石けん系、石油系、高級アルコール系など、星の数ほど出回っているシャンプー。薄毛に悩む人のために、自分に合ったシャンプー、髪の健康に良いシャンプーの選び方を伝授します。

執筆者:All About 編集部

 

薄毛の人はどんなシャンプーを選べばよいか?

では、どのようなシャンプーを選べば良いのでしょうか? 薄毛の人の頭皮は、外部からの刺激に弱くなっているものです。ですから基本的には、刺激の少ないものを選ぶのがベストです。

【刺激が少ないシャンプー選びのポイント】
1. 表示指定成分が少ないものを選ぶ
2. 髪や頭皮と同じpH値の、「弱酸性」のものを選ぶ
3. マイルドな洗浄力のものを選ぶ

優しいシャンプーが、薄毛には味方!?
ただし、薄毛の人は頭皮が脂ぎっていることが多いようです。そしてその脂分を適度に落とすことが、健やかな髪の毛にプラスとなります。刺激が少ないシャンプーは比較的洗浄力が低いのが普通です。そこで、脂分を取り除くための方法としては、「刺激の少ないシャンプーで、こまめに正しくシャンプーする」のが良いでしょう。
皮脂を取りすぎても、生体の抗体作用によって、逆に皮脂の分泌を促してしまうこともあります。ですから、超強力なシャンプーでガシガシ洗うことだけは、避けてくださいね。

また、リンスインなどの、特殊なシャンプーを避けることも大切。リンスは基本的に皮脂を脂っぽくするものですし、シャンプー素材の粗悪さをカバーするためにリンス成分が入っている場合もあります。
同様に、スタイリング系やリセット系のシャンプー(※)は、地肌に余分な成分が残留したり、洗浄力が強すぎたりするために、頭皮に悪影響を与える可能性があります。
※:スタイリング系シャンプー/「ストレートにする」だとか、「癖毛がのびる」といったことをしやすくするシャンプー。髪に吸着・浸透して作用する成分を多く含んでいます。
※:リセット系シャンプー/ヘアーワックスなどを洗い流すためのシャンプー。油性スタイリング剤を使わない場合は、洗浄力が強すぎます。

薄毛のシャンプー選び4カ条!

最後に、あなたにベストマッチのシャンプーを選ぶためのちょっとしたアイデアをご紹介いたしましょう。

実際に使ってみて、判断しましょう!
●頭以外を洗ってみる
顔を洗ってみて、ベタついたりカサついたり、または刺激や痒みを感じるものは、あなたには合わないシャンプーです。

●広告に惑わされない
テレビCMなどの雰囲気に惑わされないようにしましょう。特に女性用シャンプーに多い"うるおい重視"のものは、頭皮に油分を補給することになるので、広告でどんなに素晴らしく見えても、薄毛の男性には不向きなものが少なくありません。

●「天然」の二文字に惑わされない
自然界の中にも、健康を脅かすものはたくさんあります。ですから「天然素材」至上主義はやめましょう。「天然」の二文字だけで、その商品が優れているということにはなりません。

●高額商品を過信しない
市販品(化粧品)(※)は値段と商品の質は必ずしも比例しません。その原価はほとんど同じ。「高いから良い」という考えはすてましょう。
※:市販シャンプーのほとんどをしめる“化粧品”とされるものは、薬事法で「人の身体を清潔にしたり、美化するために用いられるもの」と定義されています。また、専門のサロンなどが扱っている“医薬部外品”シャンプーは、「脱毛の防止、育毛などを目的とするもの」と定義されています。

いかがでしたか、シャンプーの話。自分に合った商品に巡り会うためには、それなりのトライが必要だと思います。「何でもイイや!」とお考えの方はいないと思いますが、よりセンシティブにシャンプーと取り組み、床屋さんや美容院、サロンなどとよく相談しながら、自分にベストマッチのシャンプーを見つけていただきたいと思います。

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