顔はただ洗えば良い?
「顔を洗うこと」。これがスキンケアの第一歩です。その洗顔の方法で、顔そのものが変わってしまうとしたら、みなさんはきっと驚かれることでしょう。「顔なんて、ただ洗っていればいい」と思っている方は要注意。今回は男性が陥りやすい、洗顔の間違いのワースト5をご紹介します。第5位:タオルでゴシゴシ顔を拭く
顔を洗い終わってタオルで拭きますが、このとき力を入れてこすってはいけません。ポンポンと軽く叩くように、水気を拭き取れば充分。上下に強くこすると、たるみを助長する原因に。洗顔は毎日行うからこそ、その積み重ねによって顔が徐々に変化します。清潔にしていると思っていた行為が、かえって老化を助長してしまうなどということがないように、今日から気をつけてみてください。
第4位:力任せに顔をこする
洗うときの力の加減はどうでしょう?男性は力が強く、勢いで顔をゴシゴシとこすって洗っている方がいます。これでは、せっかく洗顔料を泡立てても、クッションにはなりません。あまり力を入れてしまうと必要な皮脂を奪うだけでなく、皮膚をたるませ、シワをつくる原因にさえなってしまいます。確かに、ある程度の力を入れて顔をこすると気持ちが良いもの。しかし、老化の原因になるのは困りものです。これを回避するには、手のひらで洗うのではなく、指の腹で洗いましょう。特に人差し指は力が入りやすいので、中指と薬指の2本だけで洗うようにすると余計な力が入りません。力の加減は熟れた桃を触るようにやさしくが基本です。
第3位:メリハリをつけて洗っていない
一般に、脂っぽくなりがちな額から鼻にかけての部分をTゾーンと呼び、頬全体と、一方のこめかみから反対側を顔の輪郭に沿ってアルファベットのUの字を描くことからUゾーンと呼びます。この2つのゾーンの洗い方は異なります。最初にTゾーンを念入りに洗い、汚れや余分な皮脂を落とします。とくに鼻の脇の小鼻は汚れが溜まりやすい箇所なので念入りに。次にUゾーンは、やさしく指の腹で泡を滑らせるように洗うのがコツ。Tゾーンを洗うように念入りに洗うと、皮脂を取りすぎてしまうからです。緩急をつけて、念入りな部分とやさしく洗う部分を意識的に分けましょう。
第2位:洗顔料をきちんと泡立てていない
専用の高価な洗顔料を使っていても、きちんと泡立てていなければダメです。皮膚の表面のみならず、毛穴の奥の汚れは泡のもつ表面張力によって落とされます。洗顔料の使用方法の表示に「泡立てて使う」と書いてあるのはそのためです。
また泡立てることによって、皮膚と手の摩擦が少なくなり、肌を傷めません。泡がクッションの役割をしてくれるのです。ほんのひと手間ですからきちんと泡立てましょう。大変だと感じる方は、はじめから泡状の洗顔料を使用するか、泡立てネットなどを使うのもひとつの方法です。
第1位:洗顔専用の洗浄料を使用しない
第1位は、きちんと顔を洗うための洗顔料を使っていないことです。面倒だからと体を洗う石鹸でついでに顔を洗っていませんか? 顔の皮膚はとてもデリケート。これらボディ用は洗浄力が強いものが多く、顔に必要な皮脂や潤いまでも奪ってしまいます。ボディ用石鹸などでの洗顔を続けていくと、極度に乾燥が進んだり、結果的にオイリー肌になってしまったりと、余計なトラブルを招く危険性があります。顔を洗うときは、専用のものを使用しましょう。
さて、第1位~5位までを見てきていかがでしたか?いつもどうやって顔を洗っているか、よく思い出してみてください。洗顔を変えれば、スキンケアの効果は倍増します。ムダに老けないためにもこれを機会に悪習を見直してみてくださいね。
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