輸入車/注目の輸入車試乗レポート

ベントレー最強オープン、西部劇の街を行く

ベントレー最強のオープンモデル、コンチネンタルスーパースポーツコンバーチブルにコロラドで試乗しました。西部劇そのままの街並み、美しいミリオンダラーハイウェイを行く試乗会の様子をお伝えします。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

まるで西部劇のセットのような美しい街並み


成田発16時のアメリカンAA170便に乗り、ロサンゼルスを経由してデンバー空港に到着したのは、同じ日の16時前だった。すぐさまチャーター機の発着ラウンジまで移動し、8人乗りの小型ジェットに乗り込む。目的地テルライド(TELLURIDE)まで、さらに小一時間。

山間部に入ったかと思うと、至るところに積乱雲が発生している。その合間を、小型ジェットは器用に縫いながら飛ぶ。うとうとしながら着陸のアナウンスを聞き、ふと外を眺めて、いっきに目が覚めた。“山に突っ込む?っ!”

テルライド空港は、山の中腹に、ちょうど航空母艦のように建設されていた。山に突っ込む感覚、は間違っていなかったのだ。

ベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブル
目的地のコロラド州南西部に位置するテルライドに到着

ベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブル
空港で出迎えてくれた、ベントレーマーク入りのアウディQ7

ジェットを降り、その場に迎えてくれたのはベントレーマークの入ったアウディQ7。コンチネンタル系の試乗会ではいつも、同じグループ(というか親)のアウディA8かQ7が迎えてきてくれる。

ベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブル
まるで西部劇のセットのようなテルライドのダウンタウン

山あいの空港から15分ほど走れば、もうそこはテルライドのダウンタウン。まるで西部劇のセットのような街で、目抜き通りのずっと先、行き止まりだが、そこには鉱山の面影をタップリと残す険しい表情の山が夕日を全面に浴びて輝く。

宿泊先の“ニューシェリダン”ホテルの数件となりには、かのブッチ・キャシディが最初に襲ったサンミゲル銀行が。本物の“明日に向かって撃て”の物語はこの街から始まったのか……、と実が帰国してから映画を見直して思う。この街、今ではすっかり全米屈指のスキーリゾートとして人気に。トム・クルーズも近くに別荘&牧場を持っているらしい。

ベントレーコンチネンタルスーパースポーツコンバーチブル
快晴の朝を迎えたテルライドの街並み

翌朝。快晴。ゴンドラに乗って、ニュータウンへ。街一番のホテル“カペッラ”のエントランスに、色とりどりのベントレースーパースポーツコンバーチブルが並んでいる。

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