VW(フォルクスワーゲン)/ゴルフ

すべてが突き詰められた“優等生”なゴルフ(3ページ目)

6世代目に進化したVWゴルフ。すべての機能と性能を突き詰めた“すこぶる真っ当な走り”は、古くさいことをマジメにやっても十分感動を与えられる、ということを教えてくれます。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

すべてが真っ当な“ヒエラルキー破壊者”

VWゴルフ
高効率な1.4Lエンジンと7速DSGとの組み合わせにより、VWでは過去最高の10・15モード燃費16.8km/lを達成する

そんなハンドルの握り心地に始まって、シート、ペダルの応力、ライドフィール、すべてが自然で気持ちいい。あまりに優等生すぎて、面白くも何ともないのは事実だが、ここまで優等生だとそれはそれで稀だから驚きに変わる。

最も感心したのは、高速走行性能だった。安定感はもちろん、乗り心地、音、操縦性、すべてにわたって優秀だ。はっきり言って、国産車はほとんどすべて敵わない。同じクラスはもちろん、でかいサルーンやGTカーだって敵じゃないだろう。東京から御殿場にいたる高速ワインディング。これほど気持ちよく、乗り手の気持ちと一体になってクルージングできるクルマって、ドイツ車にだって少ないんじゃないか。

いやはや、恐ろしいコンパクトカーである。昔ながらのクルマではあるが、それゆえすべての機能と性能を突き詰めたことで、ヒエラルキー破壊者となった。技術と価格でそうなったプリウスとは正反対で面白い。

VWゴルフ
ニーエアバッグの新採用により9エアバッグを標準化した

VWゴルフ
後席にもシートベルト着用検出システムを採用。着用の有無を座席ごとにアイコンでも表示する
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