輸入車/注目の輸入車試乗レポート

クーペより欲しい、“成熟”したスパイダー

クーペに続き“LP560-4”に進化した新型ランボルギーニガヤルドスパイダー。「ガヤルドを買うならスパイダーの方がいいかも…」と思わせるほどに成熟した完成度を体感してきました。

西川 淳

執筆者:西川 淳

車ガイド

高性能と日常性を手に入れたガヤルドスパイダー

ランボルギーニガヤルドスパイダー
車名のガヤルドは有名な闘牛の血統名に由来、LPはエンジンの位置を表す後方縦置き(Longitudinale Posteriore)、560は最高出力、4は4WDを表す

「ガヤルドを買うならスパイダーの方がいいかも…」。ファーストインプレッションでふとそう思った。回りの連中も同じようなことを言っている。そこで、さらに思いついたことがあった。

「それって、フェラーリF430のときと同じじゃない?」

言い換えれば、ランボルギーニも、その台数や売り上げはともかく、製品上の完成度において、クーペよりも屋根開きがいいと思わせるほどに成熟してきた、というわけだ。つまり、ガヤルドはまるでポルシェ911ターボのように、高性能と日常性の両方を手に入れた結果、屋根を取り払っても同じパフォーマンスを発揮してくれるという信頼を乗り手に与えるまでに成長したということ。これは、事件だ。

ランボルギーニガヤルド
'08年のジュネーブショーに初登場したクーペモデルのガヤルドLP560-4
新型となったLP560-4スパイダーにおいて、エンジンやドライブトレーン、シャシー、ボディといったメインパートにクーペとの変更点は見られない。クーペのスペックやインプレッションは、以前の記事を参照されたい。要するに、「オープンカーにしただけ」である。

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